殘香～yours～
過去ログ478
2011/11/13 22:59
☆彩 愛 美十人十幸求め続ける夢は
みんな違っていて
その色は
数え切れない程で
無限の星を
鏤めた宇宙になる
どんなに
同じように見える
集団の中に居ても
十人十幸で
一人づつの
幸福感だって
全く
違う形をしているもの
だから
一人の幸せが
別の誰かの幸せではないし
一人の不幸もまた
別の誰かの不幸でもない
そんな
マルチバランスの中で
幸せは 成り立っている
大き過ぎたり
小さ過ぎたり
何だか解らない内に
通り過ぎたりするから
つい気が付かずに居るけど
きっと誰もが
そんな幸せを
追い掛け続けて
居るのだろうね
2011/11/13(Sun)22:59
HP
☆葉っぱもなか神々の怒り作為のストーリーに操られ
作為のプログラムで動き
無味乾燥の舗装道路を歩かされる
土と草が消え人々の呼吸が止む
ついに日出国の神々の嘆きが怒りに変わる
龍も匙を投げた
暗黒の世に地鳴りが轟き雷鳴が空気を裂く
世を構成する組ひもがもつれて切れる
日の本を汚した代償は大きい
2011/11/12(Sat)16:29
HP
☆彩 愛 美Booby Trap
最終兵器の 彼女の涙
女から見ても 上手いと想うわ
どんな男だって こんなの見せられたら
スイッチが入って しまうのでしょう
こんなタイミングで 普通は泣けないわ
振り向きたそうな彼女の背中が笑っている
このままじゃ マズい展開だわ
彼女の真似をして泣いている場合じゃない
早く彼の気持ちをこちらに
向かせなければ 明日は来ないわ
許せない程の 彼女の演技
よくもあれだけ 白々しい事
ほんと嫌になるくらいに 可愛くない
彼女の方が 女に見えるわ
あんな見え見えの仕草など出来ないわ
見ている此方の方が恥ずかしくなりそうよ
ねぇあなた 早く気付いてよね
彼女の罠が今 口を開けて狙っている
私の声をあなた 受け止めてよ
危険な恋に 落とされないでね
巧妙に仕組まれた 恋の罠
一つや二つじゃなくて ドキドキだわ
ねぇあなた 本当の想いを
ちゃんと解ってよ 愛が飾りじゃない事を
あなたの事 こんなに感じるの
それが一番 確かな愛だわ
2011/11/11(Fri)23:26
HP
☆カーライル恵恵(ﾒｸﾞﾐ)は精神科開放病棟に勤務する看護師
入職して直ぐに私は彼女と仲良くなった
彼女の瞳はゴーストを映す鏡
彼女と当直勤務をした夜
私はそれを知った
私は一階のレントゲン室の横のトイレをよく使用した
殺風景だが綺麗なトイレだ
「あそこ出るよ」
彼女は言った
「鏡に女の人が映ってたよ」
それ以後私はそのトイレを使わなかった
彼女の瞳はゴーストを映す鏡
私は二階の奥の厨房の裏にある
職員用トイレもよく使用した
人気の全くない綺麗なトイレだ
トイレの横に非常階段があり
そこを降りると
一階の閉鎖病棟へ行ける
「一階から二階の間の階段、霊の通り道やで」
彼女は言った
それ以後私は職員用トイレを使わなかった
彼女の瞳はゴーストを映す鏡
深夜、職員は交代で仮眠を取る
恵とヘルパーさんを残して
私が先に仮眠に行った
「そこも出るよ」
と彼女から言われている休憩室に入った
「時計の所に男の人が立ってた」らしい
私は寝具を広げて
ユニフォームのまま寝転び
布団を被った
電灯で煌々たる部屋
何処にも何も見えやしない
私は電灯をつけたまま眠った
彼女の瞳はゴーストを映す鏡
彼女は過去の霊体験をたくさん
私に話してくれた
彼女は嘘なんてついてない
生まれつき視える人なのだ
私は上司と揉めて退職した
私の退職日 彼女は病欠した
さよならも言わずに私たちは永遠の別れをした
彼女の瞳はゴーストを映す鏡
生きている限りずっと
彼女は色々なものを視続けるのだろう
2011/11/10(Thu)15:13
HP
☆彩 愛 美背 伸 び 8cmのヒールでも
まだ届かない
あなたの唇
私にとっては
それくらいの
背伸びをしている
恋だった
二人の想いが
交わい合わない訳じゃない
何時だって
同じ想い交わらせて
一緒に居られる時間を
楽しんで居たけど
時々
届かない距離感に
言葉を失ってしまう
何でも無かったように
直ぐに
笑顔で誤魔化すけど
届かない距離を
無理して背伸びして
過ごした恋だった
気が付けば
あなたが
身を低くして
私に近付いてくれた
あの日まで
もう背伸びなんて
しなくてもいいと
あなたが教えてくれた日から
本当の愛が始まった
2011/11/9(Wed)23:31
HP