殘香～yours～
過去ログ482
2011/12/4 23:18
☆彩 愛 美茶房にて扉を開けて
重い腰を降ろす
たった一杯の
コーヒーだけに
癒やしを求めて
みんな 人生と言う
重たい荷物を背負って
歩いているから
ここでは
そんな荷物を降ろして
時に 凉を求め
時に 暖を求め
軽い睡眠を取ったり
取るに足りない話で
笑顔に戻れたりして
扉一枚を隔てて
世界は一変する
僅かな時間でも
ゆとりを持てるように
自分だけの
小宇宙へと
訪ねて来る
たった一杯の
コーヒーのためだったり
お店の雰囲気だったり
何時の間にか
常連客になって
自分もまた
そのお店の一部となり
そこに居る自分が
当たり前の風景になる
2011/12/4(Sun)23:18
HP
☆葉っぱもなか歩いても歩いても歩いても歩いても
何もなかった
歩いても歩いても
何もなかった
でも
歩くのをやめたら
そこにあった
あったあった
歩くのをやめたら
見つかった
2011/12/3(Sat)23:10
HP
☆彩 愛 美年下の男の子
勘違いだよと 君が私の
前から姿を 消して行くのね
やっぱり年上の女とじゃ
自由にはなれなかったのに
最初の頃は 甘えて来て
私も可愛いねと 側に居たけれど
次第に様子は 一変して
年上故の 姉さん気取りで
一度崩した バランスは
停める事が出来ずに 転がり出した
何時も弟 みたいに想えた
それじゃ恋には なりはしないよね
それでも恋したい 気持ちでいた
上から目線だったけど
男の子には 可愛いとか
誉め言葉になんて なりはしないのね
頼るより 頼られる女じゃ
男の威厳なんて 持てはしない
そんなつもりじゃなかったと
今更愛を戻す事も出来ない
何気に手を繋いで 歩く風景にしても
恋人よりも姉弟 みたいに見えていた…
夕暮れの 海岸のバス停で
さよならが 波音で聴こえない
キョトンとした 私だけを
残したままで 君がバスに乗り込む
2011/12/2(Fri)23:57
HP
☆哀Ｄｅａｒ...遠くから見た貴女の後ろ姿は
本当に小さかった
あの日はいつまでも思い出
過ぎた日を懐かしむだけ
ここにはもう戻らない
まだ先があるから
でも忘れないよ
貴女がいた場所だから
過去の道が重なる一点を
貴女は思い出と呼ぶ
貴女もそうならいい
そこに貴女はいないけど
二人いた場所を忘れはしないよ
あの日はいつまでも思い出
過ぎた日は懐かしいだけ
ここにはもう戻らない
震えてもいないよ
今も忘れない大事な過去を
私は思い出と呼ぶ
貴女は何と呼ぶんだい？
そこは遠い過去だけど
貴女といた場所は今も消えない
思い出を置いていくから
私はここを忘れない
2011/12/1(Thu)6:22
HP
☆彩 愛 美ドーベルマン 誰だってそう
見た目だけで
判断をする
黒いから
大型犬だからと
また
軍用犬だから
警察犬だからと
イメージだけで
凶暴な犬なんだと
決め付けられる
育てられる環境や
教育 躾等で
色々変わるけど
本当は
人間とだって
友達で居たいのに
それだって
人間がそんな風に
育ててしまったのに
勝手に
悪役にされてしまう
飼い方一つで
友達にだって
家族にだってなれるのに
優しい犬にだって
なれると言うのにね
何時だってそう
見た目だけで
悪く判断される
2011/11/30(Wed)23:59
HP