殘香〜yours〜

過去ログ531 2012/10/19 20:43

☆杳杲
いつかは
いつかは
消えてなくなる
君さえ
消えてなくなる
何もかも
消えてなくなる
君のことが
何もかも
真っ白に
塗り替えられる
それでも
宇宙のどこにも
しじまが絶える
なんて事はない
2012/10/19(Fri)20:43
HP

☆りく
うなだれた瞳には
悲しみの色が深く濃く
あなたを地中深くに葬り去ろうと
悪魔が待ち受ける

けれどもほら
暗いトンネルをくぐり抜ければ
あなた色の空
見渡せば真白なカーテンがそよぐ

眠りから目覚めた季節には
空から舞い降りた天使が微笑み
振り返れば絶望の壁は
彼方の奥に佇むだけ

これからあなたは
どこへ?何をしに行くの?
背中には見えない翼が
あとは促されるままに飛び立つだけ

だからほら
暗いトンネルをくぐり抜ければ
あなた色の空
何もかも脱ぎ捨てて生まれ変わろう

前を向いてほら
暗いトンネルをくぐり抜ければ
あなた色の空
越えられない壁なんてきっとないのだから
2012/10/19(Fri)15:48
HP

☆彩 愛 美D
Nightmare Night
  
カーテンの隙間を
狙って入って来る
月の光が眩しくて
眠れなくなる

夜の闇は
バランスを失った恐怖心を
転げさせて
黒い雪だるまを
どんどんと
大きくして行く

押し懸かる重圧に
金縛りになって
はっきりとした
意識とは裏腹に
指先一つ動かせずに
夜の闇の中に
支配されて行く

これが夢だとしても
自由を奪われた体に
逃げ出す術も無く
そこにある全てを
全身で受け止めていた

気を失うかのような
眠りの中
何時の間にか
白々明けて行く朝に
寝汗で濡れた体は
自由を取り戻した
魔王が
降りた夜に
2012/10/18(Thu)0:11

☆杳杲
365゚3/4
正午

私は

真夜のくらい空に

月を眺めていた
2012/10/16(Tue)21:47

☆りく
色褪せないきみを
ずっと見ていたい
だから目を閉じていて
2012/10/16(Tue)18:50
HP

532530

掲示板に戻る