殘香〜yours〜

過去ログ627 2015/7/1 23:23

☆彩 愛 美
Medusa


散り散りになった 言葉のピースは
どんなに繋げても もう輝きは戻らなくて
あれ程素敵に想えたのに 力を失くした言葉は
ただの石コロになって 色褪せて意味を失くす

もう迷わないさと 振り返らずにあなたが
そこに残したものは 冷たく凍り付いた言葉

あなたの言うような悲しい 女に成りたくはない
淋しさを抱えて生きて行く 女で居たくはない
誰にも支配されたくはない 今一人で居る自由を
ただこうして何時までも 噛み締めて居たい


追い掛ける事を躊躇う 別離に
今更留目の言葉で 釘を刺す残酷さに
震えを停められず怯えた視線 あなたを追い掛け
ただの石コロになった 言葉に躓き転ぶ

後ろを向いたまま 振り返らずにあなたは
もう関係無いさと 温度の無い言葉を吐いた

罪の重さも知らずこの場所から 離れて行くあなた
何時も以上の笑顔で 見送っていた私
気丈な態度とは裏腹にまだ あなたを振り切れない
もう一人の私が 涙を流している


足元から動かなくなる 体の奥で心まで
硬化して何も 感じられなくなる


あなたへの想いの全てが 次第に石化して行く
解けない最期の呪いに似た 魔法に堕ちて行く
このまま涙も石に変えて 全てを棄ててから
また新しい恋へと 歩き始めましょう






2015/7/1(Wed)23:23
HP

☆彩 愛 美
他人関係

どれだけ
親しく
仲良くなっても
元を辿れば
ただの他人で
何時までもこの
関係を保てるかなんて
解らない事

友達だって
恋人だって
一つ屋根の下で
ずっと暮らせば
何時までのように
時々逢って
楽しい時間だけの
連続ばかりじゃない

良い面だって
悪い面だって
100%を受け止め
認め許せなければ
他人である壁など
越える事は出来ない

夫婦にしたって
子供を通じて
家族ではあっても
元々家族では無い二人
他人に戻る事など
いとも簡単な話
他人と他人を結ぶ糸は
細くて弱いから
切らない想いが
求められていた


2015/6/29(Mon)23:04
HP

☆彩 愛 美
Time Limited Love


中途半端な気持ちだったら
今直ぐここで 引き返してよ
とても付き合っていられるような
気分になんかはなれないから

寄り道ばかりして いられない程にね
残された期間は そんなに多くはないわ

血相を変えてまで 言う事ではないと
想うけど 軽い遊び気分なんかじゃ
やっていられないのよ


時限爆弾みたいな恋の
起爆装置を 早く外して
危険な恋から バイパスをして
癒される恋に 生きてみたい

蛇行ばかりして 進まない恋なら
ブレーキを掛けずに カーブを走り抜けるわ

コースから弾かれて しまわないようにと
コントロールするだけで 精一杯
構ってられないのよ


賞味期限切れの 恋は手が付けられない
だから次々に更新して 恋せるように
時間と共に変わる 愛し方を学び
ヴァージョンアップをしたいね


次の段階へと ステップアップして
有効期限を伸ばし また一から
恋を始めましょう






2015/6/26(Fri)22:50
HP

☆彩 愛 美
サークル
学生だったり
社会人だったり
同じ趣味を持つ人が
同じ場所に集まれば
それなりの団体に成る

プロに成るとか
想わないまでも
それなりの活動に
それなりに満足して

時期や移動や
諸事情とかで
メンバーだって
一人だったり
十人だったり
一定しなくて
それでも団体だったり

同じ気持ちで
集まっても
何時までも
想いを保ち
居続けられない事
少なくはなく
独立する人も
やがて現れる

何時かまた何処かで
逢えたらなんて
同じ事を続けていれば
違う団体になっても
また競い合うように
いいライバルとして
きっと逢えるよね


2015/6/22(Mon)23:09
HP

☆彩 愛 美
Last Birthday Party


こんな風に一緒に 逢える日も終わりだと
最後になった birthday party
みんなバラバラに 離れてしまえば
それ程都合良く 集まれなくなるね

キャンドルは淋しさを 灯して揺れ動く
嬉しさも一息で 吹き消すように

これきりで逢えない 訳じゃ無いけど
逢える機会は うんと少なくなるね
友達で居ようよねと 想いを確かめながら
何処かでノレない party になる


何時の日にか 戯れ言みたいな一言だけで
誰かのための birthday candle
一人づつ用意をして 集まってくれる
叶わぬ望みだと 何処かで気付いても

大人に成るとは何時も 何かを棄てる事
淋しさを強さへと 摩り替えながら

想い切り 何もかもを棄ててまで
逢いに行く程もう 自由など無くて
友達と言う 曖昧な関係も解らず
何処とも知らない 場所に散る


birthday candle の炎が 揺れている間
友達と過ごして来た日々を 想い返していたの


何時までも子供の ままじゃ居られない
ここに居続ける事 出来はしなくて
友達の有り様を 問われる別れの場面
何処かに消え行く 意識の中で






2015/6/18(Thu)0:27
HP

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