哀切

過去ログ72 2012/6/6 1:27

◆伊達政宗
…今俺の隣に居るのはお前の筈なのに。過去に囚われ過ぎて前に進む事が臆病になっちまってる自分自身が情けねぇ。

図星だったんだ。だからあの時、言い返せる言葉が見つからなかった。
俺を想って言葉をくれるアイツに…俺はどうして何時も酷ぇ事ばかり口にしてしまうんだ。たった一言、『sorry』の言葉が言えずに喉に引っ掛かる。
本当はあんな事を言いたい訳じゃねぇのによ…。

俺よりも沢山傷付いている__へ。
臆病で素直になれねぇ俺を、どうか赦して欲しい。
なんて思うの自分勝手な願いだ。

◆真田幸村
貴殿を苦しめている、過去の幻影は何時になれば貴殿を解放してくれるのか。

…気にしない様にしていた、分かっていたつもりでいた。だが、やはり無理だった様で。貴殿の心に巣食う、その事が…今は某と貴殿の間に隔てる壁となる。

ー悔しい、
貴殿の傍に居るのは、某なのに…苦くも残る存在が。

八つ当たり等、みっともない。分かっているのに止まらぬこの醜い感情で貴殿を傷付けてしまうのが、一番怖い。

◆鶴姫
あんな所に悪口なんて…悪い口!それぞれに恋仲を作るアナタが、私のあの人に向ける1つしかない気持ちに何か言えますか?私には、あの人だけなんです。アナタは、私のお友達ですよね。遊びじゃないから悩むんです。今までにあった経験から悩むんです。理解して欲しいとは言わないです…でも…少し、がっかりしました。

◆猿飛佐助
来ちまったねえ、この月が、さ。俺様の一番嫌いな月だ。雨ばっか降って気は落ちるし、何より休みがねえ。基より仕事ばっかだってのに休み無し?笑えねえっての。…なんて、んな理由じゃねえよ?大嫌いな理由は。

…まあだ引きずってるんだから洒落にならねえわ。なあ、元気?あっちで、元気にやってんの。二度と、絶対に逢えねえ俺の大好きな子。アンタが消えて、ずっと泣いて、その内涙も枯れて。漸く前向いていけんじゃねえかって時に、ほら、もうアンタで一杯だ。まあた後ろ向き。笑えねえ。後ろ向いてさ、進みてえんだよね。未来なんざ要らねえから、アンタのいた時に戻りてえ。
泣いてばっかでごめんな。大丈夫、二ヶ月くらい辛抱すりゃ良い。そしたらまた、歩きゃ良いんだ。…そうだろ?

さ…て、と。…アンタを思って、雨を降らせてみましょうかね。涙は雨で、誤魔化せる。