哀切

過去ログ85 2012/12/6 18:14

◆真田幸村
交わす文が減ったこと、お前の態度が変わったこと、…気付いていないわけではないのだ。
きっと他によき人でも出来たのだろう…俺はもうお役御免というわけだ。

…ならば俺は、少しずつお前と距離をおこう。そうしていつか、覚悟が出来たその時には…この手でお前との縁を断ち切ってみせようぞ。

◆竹中半兵衛
愛しい、愛しいとこぼれ落ちる。
早くころして終いにしなくては。
この想いを。

独占という稚拙な思い込みごと。
綺麗に、燃やすんだ。

◆徳川家康
愛されてる実感が湧かない。
最初の頃のようには戻れないのだろうな。
どんなに忙しくても、会えないのが耐えられないと言ってくれて居たあの時が懐かしいとさえ感じる。
恐らくは…もうお前にとってはワシは必要無いのだと、そう思えてしまう。
他に好いてる者を作る時間も興味も無いと言っていた。
その言葉を信じたい…信じたいが、やはり不安は拭えない。こうやってワシ一人悶々とするのも、何だか馬鹿らしいとさえ思えてしまう。
お前にとって、ワシは何なんだろうか…ワシが居なくたって構わないのだろう。
一人よがりはもう嫌だ…。

◆片倉小十郎
貴方様以外の主など居ない。強く優しく、時に酷く柔らかな眼差しを下さる貴方様以外見て居りませぬ。その背を御守りし幾月を過ごし、貴方様の見せる強さに惹かれ…この小十郎、今もまだ付き従い朽ち果てるまで共に有りたく切に祈りましょう。例え…振り向いて頂けなくとも、想いが伝わらなくとも小十郎には貴方様だけなのです。

どうか、もう一度…その声にて我が名を呼んで頂きたい。