1 デルネリ

よくわかるこばぽくルールへんこう

☆第1話☆ミ

【1走ポイントの上限】


むかしむかしあるところに古馬POGが大好きなおじいさんがいました

さて、この古馬POG

今年までは、1回走るごとにもらえる点数が、無限大でした

1回走って30000点とか80000点なんていう事も有り得たんです

よいこのみんなが知っている通り、古馬POGは30000点あれば、まず優勝できます

じゃあ、1回で30000点出るようなことがあれば、そいつが優勝じゃないか

あとの期間、ほかのレースには、全く意味がなくなるじゃないか


その通りだったんです

そ こ で


ふらりと現れた、きいすとんのおっさんとデルネリのお兄さんは考えました

1回あたりの上限を決めようじゃないか、と


1回にもらえるポイントは

前期5000(1〜6月)

後期10000(7〜12月)

としました

これなら、たった1回だけで、他の全員のお馬さんの出る全レースが意味なくなるなんていうことはありません


人々はきいすとんのおっさんとデルネリのお兄さんに感謝し…………と思ったら、ふたりのやり方や発表の仕方が上から目線だったため、叩かれました

おしまい
(ID:AYdKg5)
2 デルネリ
☆第2話☆ミミ

【入れ替えペナルティの変更について】

むかしむかしあるところに、シオンという名前の、普段は温厚ながらも、ひとたび揉め事に巻き込まれたらけっこう怒るおじいさんがいました

シオンのおじいさんは古馬POGを編み出したおじいさんなのですが、性格が良過ぎたために【怪我をしたり死んだりした馬は、かわりの馬とタダで入れ替えられる】というルールを作ってしまいました

これは、故障した馬などがたくさん出て、楽しめなくなった人を救済するためのルールです

そこに現れたのがデルネリのおじいさんと佐々木のおじいさんです

ふたりの悪いおじいさんは、シオンのおじいさんとは違い、馬への愛情より勝負を優先させます

怪我をするとタダで入れ替えられると知ったふたりは、自分の馬をバンバン稼がせて、疲れて稼げなくなると『おらあ!稼げないなら怪我しろや!おまえが怪我すれば、他の稼げる馬と取り換えられるんだよ!』と、馬達をいじめました

しかし入れ替えればそれだけ有利なのですから、ふたりの悪いおじいさんの気持ちも分かってあげたいです

そ こ で

来年からは、1頭入れ替えたら持ち点から1000ポイント減るルールになりました

『1000も減るんじゃ、馬に怪我されたら困るなぁ』と思った悪いおじいさん達は、それから馬を大切にするようにしました


めでたし、めでたし


おしまい
(ID:AYdKg5)