1 デルネリ

ハートサムデイ2007/プロフィール

父ロージスインメイ
母ハートサムデイ
母父ティンバーカントリー

生産・育成
千歳市社台F

募集総額1050万
一口52500円


母ハートサムデイは体質が弱く大成しなかったが、僅か7戦という浅いキャリアで3勝(賞金2900万)し、素質の高さを存分に示した。それもその筈、母の母メイクアウイッシュは隠れた超名繁殖。重苦しくパッとしない種牡馬と言われたキャロルハウスからサラリとカモンマイハウス(賞金8500万)を。堅実だが大物が出にくいと言われたジェイドロバリーからビゼンスバル(賞金9700万)という大物を。更にはサクラユタカオーからクリールポイント(賞金8800万)を輩出し、それぞれ欧州、米、日本という全くタイプの異なる種から、立て続けに本塁打を飛ばしたのである。こういう記録は、もしかしたらパシフィカスやスカーレットブーケでさえ難しかったかもしれない。この『超名繁殖』メイクアウイッシュは、その後遂に迎えたトニービンとの配合で見事にテレグノシス(賞金4億3700万)を輩出するのだが、それ以前の繁殖実績を考えたらテレグノシスが生むべくして生み出されたことが良く分かる。因みに、産駒数の割りにはとにかく安打が出にくいトウカイテイオーからもキングフッド(3200万)という安打を放っている事実も付け加えておこう。このように、本当に配合相手を全く問わぬ究極的に高い繁殖能力を持った超名繁殖メイクアウイッシュこそが、本馬ハートサムデイ2007の最もたるルーツなのだ。
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勿論、その伝説は次世代にも繋がれている。メイクアウイッシュの娘ブレスマイスターズ(父ホワイトマズル)は、エアジハードという非成功種牡馬からゼンノグッドウッド(賞金3300万)を輩出。本馬の母ハートサムデイも、ファルブラヴの種から初仔にあたるハンサムデイイヤツを輩出。このハンサムデイイヤツは2歳未勝利を5馬身差圧勝。以後既勝級でも互角に立ち回り、現在は500万下を連続2着中。驚くべきはこのハンサムデイイヤツが前駆発達系で、お世話にもバランスが良いと言えないことである。ファルブラヴというのはFairy Kingから来る重芝向き欧州種牡馬であり、当然ながら産駒傾向は後駆発達系。このハンサムデイイヤツ、言ってしまえば父の血は全く役に立っていなかった感。むしろハートサムデイの本当の性能を引き出す上で、邪魔になったようなイメージすらある。しかし、これだけは言える。母ハートサムデイの遺伝力とポテンシャルの高さを見出だすには、このハンサムデイイヤツ1頭で十分だったと。

さて、いよいよ本馬ハートサムデイ2007へと話題を移す。母系ハートサムデイを辿れば、前述したメイクアウイッシュから、セクレタリ-ア-ト、ボールドルーラーという存在感のある名。GTジョッキーというゲームをプレイした者なら周知の、米史上最強親子へと行き着くわけだ。母の父がティンバーカントリー(アドマイヤドンなどを輩出)であることからや、芝向き種牡馬産駒の兄ハンサムデイイヤツがダート向きに出たことからも、本馬の母系が生粋にして良質なダート向き血統であることは間違いない。

本馬の父は、当サイトのアナルナメルタカが崇拝することでも知られる生ける伝説・BLF総帥・岡田繁幸氏が『サンデーサイレンス級』と断言して高額導入したロージスインメイ。世界最高峰ドバイWCを『ドバイ史上最強の勝ちっぷり』で制した馬である。系統は、今や日本で主流中の主流であるヘイロー系。今年が初年度となるが、早くも産駒の評判は『首やトモが力強い』『やはりアメリカ血統でスピードとパワーがある』と高く、そして、その方向性は勿論ダート戦に向かうと思われる。ハートサムデイの配合相手としては、理想の種ではないだろうか。
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最後に本馬の出で立ちを簡単に説明したい。こういうタイプなら、まず何を差し置いても馬格。ダート戦でのし上がる馬の大半は馬格に勝れた馬なのだから当然だが、馬体重は以下

2007年8/26
496kg

世代きっての迫力馬格。文句がないどころか、拍手すら送りたい。

更に、前後のバランスや肉付きの絶妙さは、今の時期とすれば素晴らしいの一言。只者でないオーラがひしひしと伝わってくる。メイクアウイッシュ一族らしく、乾燥した脚元は健康丸出しの揺るがぬ証拠。さあ、砂の上を猛然と稼ぎにいこう。稼いで稼いで、その向こう側にあるものを見に行こう。

今、すでに、うっすらと見える向こう側の景色…………

それはジャパンカップダート………ドバイワールドカップ…………いや、むしろ公営交流重賞38連勝だ!!!!!
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