1 ヨセフ
夢か現実か
昨年の12月田舎のおばあちゃん家に家族で遊びに行った時の事。近くの神社だかなんだかで餅拾いがあり、家族みんなで行く事になった。が、自分はだるかったので居間で一人留守番する事にした。コタツに入ってくつろいでいたらいきなりガシャンて音が鳴った。振り向いたらガラス戸の向こうに人がいた。居間のガラス戸は曇りガラスで顔まではハッキリ見えなかったが、白い服を着ていて長い髪をしていた。たぶん女の人だったと思う。もちろん家族ではない。というか戸締まりしているので誰か尋ねて来てもそこまで入って来れる訳がない。ビビって固まっているとその人は両方の手の平をガラス戸に当ててまたガシャンと揺らした。開けろと言ってるようだった。普通に開けれるガラス戸なのに何故かその人は自分で開ける事は出来ないようだった。怖すぎて目をそらす事も出来ず金縛りみたいな状態になって硬直していた。その先の記憶はない。気が付いたらみんな帰ってきていた。どうやら気を失っていたらしかった。家族にさっきあった事(夢?)を話そうとしたら
「でもなんでガラス戸開けっ放しで寝てたん?」と先に聞かれて寒気がした。
帰って来た時、ガラス戸は開いていたらしい。
「でもなんでガラス戸開けっ放しで寝てたん?」と先に聞かれて寒気がした。
帰って来た時、ガラス戸は開いていたらしい。
(W44T/au)