1 蒼
通知不可能
これは最新の都市伝説です。
古いマンションに越してきたばかりの夫婦、ユキコ(仮名)とケンジ(仮名)。2人はある悩みを抱えていた…それは…
毎晩、11時を過ぎると隣の部屋から頭がおかしくなるほど電話が鳴り響くのだ。
寝付けない…
今すぐにでも怒鳴り込みに行ってたい…
そこでケンジは大家さんに相談した。すると大家さんは素っ気ない表情でケンジにこう言った。
「え?あなたの部屋の隣は空き部屋ですよ。」
有り得ない…
だって毎日電話が………鳴ってるのに………
勿論その夜はいつもどうり。電話は鳴った。ケンジ何気なく壁に耳をあてて音を聴いた。
「おい、ユキコ!この音、壁の中から聴こえてくるんだけどさ…」
「え?(笑)」
ユキコはバカにしたように笑って流す。
「仕方ない…」
と言うとケンジはカナヅチを持ってきた。そして壁を壊し始めた。壁に穴が開いたとき、音は更に大きくなった。ケンジがその穴に手を突っ込み、手探りで音の主を見つけ出した。それは黒電話だった…お札に包まれた黒電話…リリリリリン!音は止む気配はない。ケンジは受話器を手にとり、耳に当てた。すると受話器からは低くてしわがれた声が飛び出てきた。
「ヤット デタカ…マッテイタゾ!」
次の日、放心状態のユキコと耳から血を流して死んでいるケンジが大家によって発見された。
古いマンションに越してきたばかりの夫婦、ユキコ(仮名)とケンジ(仮名)。2人はある悩みを抱えていた…それは…
毎晩、11時を過ぎると隣の部屋から頭がおかしくなるほど電話が鳴り響くのだ。
寝付けない…
今すぐにでも怒鳴り込みに行ってたい…
そこでケンジは大家さんに相談した。すると大家さんは素っ気ない表情でケンジにこう言った。
「え?あなたの部屋の隣は空き部屋ですよ。」
有り得ない…
だって毎日電話が………鳴ってるのに………
勿論その夜はいつもどうり。電話は鳴った。ケンジ何気なく壁に耳をあてて音を聴いた。
「おい、ユキコ!この音、壁の中から聴こえてくるんだけどさ…」
「え?(笑)」
ユキコはバカにしたように笑って流す。
「仕方ない…」
と言うとケンジはカナヅチを持ってきた。そして壁を壊し始めた。壁に穴が開いたとき、音は更に大きくなった。ケンジがその穴に手を突っ込み、手探りで音の主を見つけ出した。それは黒電話だった…お札に包まれた黒電話…リリリリリン!音は止む気配はない。ケンジは受話器を手にとり、耳に当てた。すると受話器からは低くてしわがれた声が飛び出てきた。
「ヤット デタカ…マッテイタゾ!」
次の日、放心状態のユキコと耳から血を流して死んでいるケンジが大家によって発見された。
(W53H/au)