1 蒼
シミ
この話は私が8歳いの時のことなんですけど…
その頃私が住んでいたその家はとても古く、今にも壊れそうでしたね(笑)
だからよく友達を呼んで肝試しをしていました。
ある日 私は家の一番突き当たりにあり、二階に繋がる階段を上ろうとしたんです。そしたら右側に昨日までなかったシミがあったんです。そのときは気にも止めていませんでした。でもそのシミは日に日に大きくなっていきました。
何故か私は怖くなったんです。たかがシミに恐怖感をもちました。
事件が起こったのは私が母と一緒に夕食の準備をしてたときのことです。かすかでしたが、あの階段を駆け上る音がしたんです。
当時2人暮らしだったので私たち以外に誰もいるはずがないんですよ(笑)
私はあのシミのことが気がかりになったんです。ちょっとのぞいてみると、そこには
やけ爛(ただ)れて髪もチリチリに焼けた男の人が階段にの方を向いてつっ立っていたんですよね…私はさすがに怖くなり、母の元へ急ぎました。でもね…そこに母はいませんでした。いた、というかあったのは血と抜けた長い髪だけでした。床に無惨に落ちてました。
私は泣きたいのをこらえて外に出ようとしたんですが…台所を飛び出した瞬間!誰かに腕を掴まれたんです。
あの男だ…
もうだめだ…
私は焦りとともに脂汗をかきました。そして私の肩に焼け爛れた手がポンと置かれ、
あ゛あ゛ぁ ぁ . !!!!
としわがれた声が私の体を襲いました。
それからの記憶はありません。
気がついたら私は机にすわってハシとちゃわんを持っていました
その頃私が住んでいたその家はとても古く、今にも壊れそうでしたね(笑)
だからよく友達を呼んで肝試しをしていました。
ある日 私は家の一番突き当たりにあり、二階に繋がる階段を上ろうとしたんです。そしたら右側に昨日までなかったシミがあったんです。そのときは気にも止めていませんでした。でもそのシミは日に日に大きくなっていきました。
何故か私は怖くなったんです。たかがシミに恐怖感をもちました。
事件が起こったのは私が母と一緒に夕食の準備をしてたときのことです。かすかでしたが、あの階段を駆け上る音がしたんです。
当時2人暮らしだったので私たち以外に誰もいるはずがないんですよ(笑)
私はあのシミのことが気がかりになったんです。ちょっとのぞいてみると、そこには
やけ爛(ただ)れて髪もチリチリに焼けた男の人が階段にの方を向いてつっ立っていたんですよね…私はさすがに怖くなり、母の元へ急ぎました。でもね…そこに母はいませんでした。いた、というかあったのは血と抜けた長い髪だけでした。床に無惨に落ちてました。
私は泣きたいのをこらえて外に出ようとしたんですが…台所を飛び出した瞬間!誰かに腕を掴まれたんです。
あの男だ…
もうだめだ…
私は焦りとともに脂汗をかきました。そして私の肩に焼け爛れた手がポンと置かれ、
あ゛あ゛ぁ ぁ . !!!!
としわがれた声が私の体を襲いました。
それからの記憶はありません。
気がついたら私は机にすわってハシとちゃわんを持っていました
(W53H/au)