コロナウイルス流行の第一波が落ち着き、緊急事態宣言が解除されたころのこと。球団側から選手会側へ、それまで要請していた一切の外出禁止令を緩め、家族との食事などに限り可能とする形にしてはどうか、と提案した。選手側のストレスを軽減する目的で提案したものだったが、なんと選手会側はこれを拒否したという。

　ある球団関係者は「他球団では『家族などとの食事はＯＫ』という動きが出始めていたんです。ウチも同じようにしようか、と選手会側に提案したんですが、向こうから『その必要はありません、これからも感染対策を徹底します』と言ってくれたんですよ」と、その舞台裏を明かした。

　以降、ここまで徹底した対策を取ってきた日本ハムナイン。コンビニなど近場への外出はもちろん、ウーバーイーツですら使用を控えていると言うから驚きだ。ここまで自主的な行動管理を行っているからこそ、最悪の事態を防ぐことができたのかもしれない。