22 無名さん
もう終わりだね この豚腐ってやがる
僕は思わず鼻を つまみたくなる
「私はブモらないから まだまだ見捨てないで」
ユリの肌に脂が 浮き出てはギトる
「僕らは他人だよ」 いつかそう話したね
豚の耳に念仏なんて 思いもしないで
さよなら さよなら さよなら もうすぐ僕は帰宅する
愛したのは 確かに 妻子だけ 人間の妻子だけ
糖質は恐ろしいね 僕のかわりに誰が
明日はユリの旦那と 晒されるのだろう