奥州市江刺区の老舗製菓会社回進堂の菊地清社長（６２）は２８日、米アナハイム市のエンゼルスタジアムを訪れ、大リーグエンゼルスの大谷翔平選手（２４）に、幼なじみや小、中学校時代の野球チームの父母会長からの手紙、好物の江刺りんごゼリー１００個、大谷選手関連の本紙紙面を贈った。

手紙は大谷選手の小、中学の同級生で同社勤務の菊池千夏さんと、大谷選手が小、中学校時の父母会長だった佐々木健一さんから。菊池さんはプロ野球北海道日本ハム在籍時代に観戦経験があり、大谷選手も「友達枠」としてバックネット裏の観客席などに招待していた。現在も会員制交流サイト（ＳＮＳ）などで交流を続け、今回も観戦に意欲を見せていたが体調不良で断念。菊地社長が手紙を預かってきた。

試合前に水原一平通訳に事情を伝えて手紙などを手渡し、「日本流のお裾分けにしてください」と笑顔で話した。りんごゼリーは日本ハム時代に大谷選手が好物の一つとして紹介。北海道浦河町の小中学校で給食に提供されたこともある。