8 作家◆5KV8
さっき、お見舞のイチゴを一緒に食べようと彼に言われ、勤務中だから食べるわけに行かず 仕事終わりに寄ります とつい返事しちゃったあたし…。ホントは時間外でも職場の中だからあまり良くはないけど…少しの時間なら…。ただ私服で個室に出入りするのはもっとマズい。結局ナース服のまま寄ることに。
ドアを開けると、彼は待ち遠しそうな顔…ちょっと甘えるような、ちょっとすねたような目を見て、あたしはキュンとなるのを感じた。
イチゴは甘くてめちゃめちゃおいしい。「食べてる時の顔も可愛い…」こんなおいしいイチゴなら誰でも笑顔になりますよ!「…じゃあ…俺に食べさせてみて」
あたしは緊張しながらイチゴを彼の口元に… あ…彼、目を閉じてる…「ん〜、うまい。俺からもあげる…」