「大谷のスイーパーはすごいなと思います。投球の4割近くがスイーパー。それだけ有効球種だと思って見ています」。

 同じ1994年生まれ。大谷の配球の割合を瞬時に口にできるほど“研究”している藤浪は、MLB公式データが曲がり幅を42・5センチと解析した1球に「あれだけ横滑りするピッチャーはメジャーでそうそういない。ダルビッシュさんか、大谷ぐらいかなと思うので、すごいな、と」と藤浪。続けて「ああいうスイーパーを投げれたらいいなと思います」と言った。

 実は、藤浪がメジャー1年目のキャンプで取り込んでいる球種がスイーパーだ。打席からは浮いたように見えるとも言われている新球。「使えるボールではあると思う。覚えてまだ日が浅い球種なので、コツをつかめれば」。アスレチックスとエンゼルスは開幕3連戦で顔を合わせる。4月1日(同4月2日)の第2戦でメジャーデビューする可能性が高い藤浪。打者・大谷をどんな配球で仕留めるのか注目だ。