89 無名さん
「一生のお願いやから」大隣を変えた新妻の一言

>ふがいないのは、誰よりも大隣自身だった。「ずっと『良いものは持っているのに』と言われることが多く、求めたらアカンのでしょうけど『なんで大学時代のようなボールが投げれんのや』って悩んだ時期もありました。」

>転機は昨年オフの結婚。全ては新妻・優子さんの一言から始まった。「僕は基本的には『どうにかなるやろ』って性格。それが去年の秋でしたかね、奥さんがたまたまメンタルの本を読んでいた時、『お願いやからメンタルのトレ―ニング受けて。ケンに足りんのはメンタルだけだと思うの。一生のお願いだから。』って。」

>その迫力に圧倒されたのか、大隣は素直にその本の著者の西田氏を調べて連絡を入れた。「僕がやっているのはまだ初期の初期。でも実践していく中でこんなに変われるんや、って驚きの連続ですね。」

>以前はマウンドで「打たれたらどうしよう」と不安になっていたが、今は「何の不安も持たない。マウンドで視野が狭くなることもない。」と目を輝かせて話す。今までに感じたことのない充実感。まるで野球少年のように、今は野球を楽しんでいる。