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清のお部屋

部屋の半分はガンプラとガンプラの箱で埋もれています
(PC)
79
「……いま、変なこと考えたでしょ?」
その赤くなった顔をみて、からかうように
(PC)
80
「……っ、違いますよ」
更に顔を赤くさせ、
清の視線から逃げる為に自ら胸に押し上げる。
(P01A/FOMA)
81
「またまたー」
少年の背中に手を回し、逃げないように
[辞世の句]
いまかえったー
(PC)
82 アイリーン
「ちがいますって!」
ちょっとムキになって胸に当てる力を強くする。
[辞世の句]
ねるー。おやすみー。
(P01A/FOMA)
83
「ふ〜ん…」
目を細めてそちらを見つめる。
今回は拘束する腕に力をこめてないためすぐに逃げられそうだ。
(PC)
84 アイリーン
「ちがいますよ……本当です!」
また泣きそうな顔。
(P01A/FOMA)
85
「……」
ジッーと見ている。
(PC)
86
ふぅ・・・最低だ
(PC)
「ソフィー、獣人って相手したことある?」
部屋を支配していた沈黙を破るように、私は同居人である、彼女――娼婦のソフィー――に訊いてみた
彼女の顔を見てみると、きょとんとしていたような顔で、青い瞳をこちらに向けていた。
「へんなことを訊くわねぇ、ええ、何回かあるけど」
その時を思い出しているようで、片目をとじながら答えた。
彼女は片目をとじて思い出そうとするのが、癖になっていたのだ。
「そう……」
そう答えあと私はまた口を閉じて、剣の手入れに精を出す。
大分切れ味が悪くなった気がするが、まあ、問題はないだろう。
「しかしどうして……あ、わかったわ」
先ほどまで鏡を見ていた彼女が、私の方に近づいてくる。
そろそろ仕事に行くようで、華美なドレスを着ていた。胸元を露出して男を誘惑させるタイプのだ。
チラリと何食わぬ顔で見てると、思っていたより顔が近くにあった。その気になれば魅力的な赤い唇を奪えそうなほど。
「まあ、それ以上は言わないけどね」
ニヤニヤと笑っていたのが、すこし不快な気持ちになったが、すぐに見透された私が悪い
それに彼女はこういうのをすぐに察する
「じゃ、私は行って来るね」
チュ、と頬に柔らかく温かい感触があった、そこを右手をあげて触ってみると、指に口紅がついていた。
接吻するのは構わないけど、せめて口紅を着けてないときにすればいいと思いながら、
扉を開けて、出発する彼女に言った。
[辞世の句]
ちょっと保管庫代わりに
(PC)