1 無名さん

野球選手との妄想L

>>>15268
どんどん行こう
87 無名さん
独り者のおばさん作家と未成年信者は消えて下さい
89 作家◆5KV8
「イヤ…? イヤだったらこの手は離すよ…」あたしは恐る恐る彼を見た。彼、あたしをじっと見つめてる…
「俺…ヘンなことしようとか、そんな気持ちじゃなくて。ホントに。でも…」
彼の握る力が かすかに弱まりかけたと感じた瞬間、あたしは咄嗟にもう片方の手で彼の手を包んだ。「!」自分でも何故そんなことをしたのかわからない。でも彼の何かに心を揺さぶられた…
彼は再び力を込めてあたしの手を握ってくる…でも微妙に引っぱりたそうな感じもしたけど、決してそれ以上何かしようとはしなかった。閉めきった個室で…迫ろうと思えば迫れちゃう…けど、彼はそういうことはしなかった。
あたしは彼の手をそっとベッドに戻すと、また何かあれば呼んでください…あたしが来るとは限らないけど…、早く治るようサポートしますから。と言った。「ありがとう…」見つめ合うあたしたちが交わす視線は、すでに、ただの患者とナースとはちょっと違っていた。
90 無名さん
きゃあ

ナースと患者いいですね
91 無名さん
作家さん毎回楽しみにしてますよ
92 作家◆5KV8
>>89
あたしたちナースは特定の患者専属なんてのはないけど、やっぱり続けて面倒をみた患者など何となくテリトリーみたいのはできる。そんな中あたしが彼の個室へ行くことが増えてきた。野球に興味ないあたしがたまたまそうなった現状を、周囲も何とも思ってない…先輩のあの事件のインパクトがカモフラージュになってたのもある。
実際は…ここ数日で、あたしは彼と少しずつ親密になっていった。手を握られた翌日、彼が「そこの冷蔵庫あけてみて」…開けるとあたしの大好物のイチゴが☆ うわあ…と思わず言ったあたしに「友達が見舞いに持って来てくれたやつだけど…最初にしゃべった時、果物が好きって言ってただろ?」覚えてて頂いて…ありがとうございます〜!「持って来て…。一緒に食べよう」あ…あの…「また"勤務中です"…か?」顔を見合わせて笑うふたり。…あたしはちょっと考えて、こう答えた。あの…今日は7時で上がりなんです、帰らせて頂く前にちょっとだけお邪魔します…。あ、ホントはあんまりこういうのいけないんですけど…「フフ。赤くなって…大丈夫。先生に言っとく」もお! むくれるあたしのほっぺをつつくと…その指でほっぺをなでながら「早く…7時にならないかな…」