1 無名さん

解体され死体というよりトルソー

1970年、男の惨殺死体がモンタナ州の河 か らひきあげられた。 男は最低でも30回は刺さ れ、解体されてい た。それはもはや死体という よりトルソーでし かなく、頭部と手足が切断さ れ、しかも胸を裂 かれて心臓を取りだされてい た。 警察では、カルト宗教がらみの殺人を疑っ た。 しかし数日後、不審なヒッチハイカーを巡 査 が職務質問したことから、事件は意外な様相 を みせた。その男のポケットからは短い骨が出 て きた。 「これはなんだ?」 「ああ、……鶏 の骨みたいに見えるよな。でも 人間のだよ」 彼は少しはにかむようにして、こう言った。 「俺は半端者でね。……どうしようもない。人 食いなんだ」。

連行される最中、ベイカーはパトカーの中で 「17歳のとき、ノイローゼを治すための電気 ショック療法を受けて以来、人食いになっ ちゃったんだ」と語った。 殺された男はたまた まキャンプに行く途中ベ イカーを拾い、キャン プ地まで連れていった。 そしてベイカーは彼が すっかり眠ってしまった のち、撃ち殺し、切り 刻んだのである。 「心臓はどうしたんだ?」 「食べたよ、なまで」 指を切断して持っていた のは、「なにかしゃ ぶるものが欲しかったか ら」だという。 ベイカーはあきらかに狂気で あったので、州 立病院送りとなった。一生退院 の見込みはない だろう――ないはず、である
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かあた
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ぬそ
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へぇーもっとききたい
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魚屋
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ほんと
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やだ