1 華墨慶斗

新説 ゴジラVSキングギドラ

ギドラ誕生45周年記念作品(嘘です←)

怪獣サイド、私

人間サイド、皇さんで


配役がビックリする程ピッタリだと思ってます。
[裏設定とかEtc.]
1レスずつやっていきましょう(爆)
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「ぐっ……!?」

いきなり現れた半機械の好敵手。しかし、外見は変われど、台詞は全く変わっていない事に、ゴジラの闘争心は一層燃え上がる。

「…くたばれやキングギドラぁああ!!!!」

ゴジラの手が生身の龍を掴み、辛うじて脚の攻撃を食い止め、コンマ一秒後にビル群に投げ飛ばす。

「おわぁあぁぁ!!/───ッ!」

背中に衝撃が走ったのと同時に、体のあちこちから機械が悲鳴を上げている。
そしてコクピットの方も、言いようのない衝撃が走り、少し焦臭い匂いが漂う。

「っく…!」
「あの野郎……/ゴジラに(以下略)」

悪態ハーモニー(後者は弾みで鳴ってしまった)が響く中、漸くメカキングギドラは態勢を立て直す。

「しかし…下手な車より乗り心地が良いな。」
「エミー、感想は良いからゴジラを殲滅させろ!」

メカキングギドラに促され、エミーは再び向き直すとハンドルを押し、レーザー引力光線を放った。
[裏設定とかEtc.]
ガメラ仕上げてて漸く復活できました;はい、暴走銀二の原因は、まんまメカキングギドラの怨念から来てます
36 華墨
光線に弾き飛ばされ、ビルと共に崩れ落ち瓦礫に埋もれるゴジラ。

「やったか?」
「この程度でくたばるタマかよ」

鋼の翼を広げ、上空から光線を放ち続ける。

砂埃で視界が塞がれた次の瞬間、

「ナメんじゃねぇええっっ!!!」

瓦礫の中から青白い熱線が飛び出し翼に当たる。
少し破損してバランスを崩すと、再び熱線が放たれ、コックピットに直撃した!


「エミー!大丈夫か?!」

衝撃により気絶したのか、全く応答が無い。
M11もさすがにあの台詞を言わず、心配そうにしている。


「人間に無理矢理作られた癖に、人間に荷担する糞野郎がぁ!!」

立てないでいるメカギドラに、怒り心頭のゴジラが迫る。

「エミー、早く起きろ!!」
[裏設定とかEtc.]
新しいフィギュア、楽しみにしてます。
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「エミー!エミーったら!もし起きねぇと、今此処で赤褌マラソンを「それだけはさせん!!」

赤褌マラソンという言葉に反応したお陰か、エミーが漸く目を覚ました。

「エミー…!」
「このメカキングギドラに“糞野郎”等と言った事…今すぐ後悔させてやろう。行くぞ!」

再びメカキングギドラの蹴りがゴジラに炸裂すると、相手は一際遠くに吹っ飛んだ。

「がはっ!!」

彼が怯んだ隙に、ば、とメカキングギドラが起き上がったかと思うと、腹部から幾本のマシンハンドが突き出てきた。

「!?なっ!」

忽ち身動きが取れなくなったかと思えば、両手と腹部を掴んでいるアームとワイヤーから電撃が迸った。

「グァアアアァァアァッッ!!!!」

ゴジラの口から壮絶な飛沫が上がる。

前にエミーはゴジラに関してデータを見た事があったが、大抵は決まって電撃に弱いと記してある。
先祖達が命がけで残してデータも、あながち間違いではないという事だ。

「よっし!釣り上げるぜエミーさん!」
「解っている。」

ぐい、とレバーを引くと、今度は段々メカキングギドラの体が持ち上がり、それにつられてゴジラの体も浮き上がった。
[裏設定とかEtc.]
果たして龍聖の反撃は成功なるか?因みに画像は後ろ姿のみですが、日記の方にて
38 華墨
「放せぇぇえええっっ!!!」
「うわ、暴れるな!」

そのまま吊り下げられ東京湾上空を飛行する2体。
ジタバタジタバタ手足を振り回すゴジラだが、ワイヤーが長くメカギドラに届かない。

しかし、台詞だけ聞くと元気なようだが、実は2人共戦闘でボロボロになっていた。
碧に至っては、あと一発でも熱線を喰らえば機能停止に追いやられてしまう。


ハラハラしながら一同が見守っていると…

「ふっ飛べぇ!!」

ゴジラの口から熱線が放たれ、メカギドラもろとも海に墜落していった。


※※※※※※※※※※


「エミー!!」

固唾を飲んで見守っていた寺沢たちがそれを見て悲鳴を上げる。
数分間、嫌な沈黙が流れた次の瞬間、水柱が上がり、小型のUFOが姿を現した。
[裏設定とかEtc.]
次で終わりですかね? 次は怪獣(皆)対人間、その中で更に聖獣戦(白夜対黄昏)を織り込んだ、死ネタというか当家の第一部終章にそちらの皆さんを混ぜてみたいとか言ってみたり…(←またなんつーややこしい事を;)
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「何度も呼ばれなくとも、聞こえている。」

その声こそ、未来人の最後の生き残り・エミーだった。しかし、その表情が些か曇りがちなのは気の所為だろうか。

「エミー、もう時間がない。直ぐに23世紀に帰るぞ。」

M11のアドバイスを背中で聞き、少し海面に目をやった後、更に

「寺沢、忘れるでないぞ。お前は余の一生のライバr……否、遠いご先祖様という事をな。」
「………え?」

一瞬爆弾発言が流れたが、それを問う間もなく、UFOは眩い閃光と共に虚空に消え去った───。


一方で、国務相では……歓声を上げる者、安堵の息を漏らす者と色々な反応を示していた。
その会話の中には

寺沢「エミーに会うには、200年は生きなきゃならねーな。ところで打ち上げどーする?」

大臣「やっぱり焼肉店でしょ」

真崎「割り勘で行きますか?」

だったそうな…。


†††

しかし、海底では……まだ悪夢は終わらなかった。
横たわったメカキングギドラの下から青い稲妻が走ったかと思うと、幾千もの泡と共に黒の巨獣の咆吼が上がった───!!


「オレも打ち上げ行きてー!!!!」


完?
[裏設定とかEtc.]
ラストが半ば打ち上げの話でしたが、お疲れ様でした!次回は何やら今までにない波乱の予感?