1 真鍋京子

真冬の夜の夢(ガイメガ)

※毎度お馴染みガイメガ兄弟に起きた、とんでもない話です。
(皇さんの夢の話をリスペクトしてみました)


・瑠璃原大作(ガイガン)
ギドラの公私ともに片腕で、サイボーグ怪獣なツッコミおんもらき。
ホストクラブ勤務で、当人もかなりの男前(ちなみに三十路)。
ついでに極度のブラコンで、弟溺愛中。


・瑠璃原タクヤ(メガロ)
大作の弟で、元わんころの昆虫怪獣。
性格もわんころで、にいさん大好き。
国防省のカフェテリアでアルバイト中の色白な美少年(でも二十四歳)。
[裏設定とかEtc.]
今回は、コラボ無しの単発です;
45 削除済
46 真鍋京子
「なぁ、タクヤ----」


大作は、タクヤの顔をそっと上げさせ、真っ正面から見据える。


「例え『夢の話』だろうと----この際、隠し事は無しだ」


そう大作に諭され、タクヤは少しずつ、夢の中の事を話し出した。


小さいレイとの出会い----

一緒に買い物をしたこと----

一緒にオムライスを作ったこと----

一緒に、ショーを見に行ったこと----


大作は、タクヤの『夢の話』を素直に受け止め聞いていた。
47 真鍋京子
そして----話を全て聞き終え、こう告げる。


「もしかして----正夢になるかもな」

「------えっ?」


意外な言葉に、目を丸くするタクヤ。

大作曰わく------


「妙に----話がリアル過ぎる」

「りある----?」

「ああ。近い内に----お前が言ったように、ゴモラが帰ってくるんじゃないか?」

「ゴモラが----」


タクヤは、大作の顔をじっと見つめ、嬉しそうに目を輝かせた。
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「レイにも----会えるのか?」

「ああ------」


レイやゴモラとの、何気なく楽しい日常----。

それは今回、真冬の夢の中に終わったが----


「次は、もう『夢』で終わらせないからな」

「わかった----」


大作は、タクヤの笑顔に言い聞かせる。


「あの野郎が帰って来なくても----俺が時空の壁ぶち破って引っ張りだしてやる」


と大作も、自らに言い聞かせた。


再び会える時を待ちながら、冬の終わりはようやく近づき始めていた----


(おしまい)
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<オマケ>

大作(ガイガン)
「こう寒いと----どっか『南の島』でも行きたくなるよな?」

カズヒコ(M宇宙H星雲人)
「そんなアナタに朗報!!
なんと----

『気象実験に参加して南の島をエンジョイ!!』

ただし、実験成功までの期間となりますが、旅費&宿泊&食費はタダ!!」

タクヤ(メガロ)
「カズヒコさん、島の名前は何だ」

カズヒコ
「南海の孤島----
ゾルゲル島
でございます!!!!」

大作
「お前----それってまさか;」


※※※※※※※※※※

次回コラボ

『喜劇・怪獣島の決戦ゴジラの息子』


お楽しみに(か?)
[裏設定とかEtc.]
お付き合い下さり、ありがとうございました。次回コラボは毛色を変えて、まったりと行きましょう。