17 人生
4時間目 生徒の嗅覚に電撃走る――

八木「くせぇっ……! この教室っ……!」
浦部「ちっ……! なんやこの臭いはっ……! まるでガス……放屁の香りっ……」
石川「一嗅したところオナラのように思えますが……」
治「……船井君じゃないの……?」
ニセアカギ「バカな……そんなの出せるわけないだろ! 第一今屁を出す必然性がどこにある……?」
ざわ・・ ざわ・・

鷲巣先生「皆聞けっ……臭いなどせんっ……!」
吉岡「しかしっ……」
鷲巣先生「ワシの言うことが信じられぬか……吉岡っ……」
吉岡「しかしっ……臭いがするのは事実っ……」
鷲巣先生「黙れっ……!」

アカギ「ククク…………」
鷲巣先生「!?」
アカギ「鼻が鈍ったな…………鷲巣巌…………
     それはお前が、怯えているからだ……」
鷲巣先生「ワ、ワシが、お、怯えているだと……?」
アカギ「そうさ……あんたはただ、怯えている……真実の発覚を……」
吉岡「よせよ……あるわけねぇだろ……先生が屁だなんて……!」