これで、最後。


なあんてね、最後だと決め付けても無理に決まっているからそんな事は云いませんが。

何故声を繋げれ無いのか、体調崩してないかとか、余計な事ばかり考えてしまうので…、うん、


ずっと待っています。

　

駄目で、なんとやら。


繋いでた指がほどけてゆっくりと落ちてしまった、俺達にはもう、その指も声も繋げないのか、


しつこいかな。


　
願いを夏の終わりに込めて。

道
　化
　　師。

わあ、御連絡有難う御座います。

ううんと、俺も連絡取りたいのは山々なんですが…そんな状態で声を繋いで大丈夫なんでしょうか？
繋げたら繋げたで俺だって何があったかとか聞いて仕舞うだろうし…思い出したくもない事なら聞かないようにしますけど、本当に大丈夫なのかな…、それだけ心配です。


俺に負い目を感じて居るなら、それは間違いだと伝えて下さい。
俺はもう一度君と歌いたいだけだと、声を繋げて手を繋げて、穏やかに過ごしたいだけだと。良いじゃないですか、少しくらい遠回りしたって。
繋げる手があるのなら、俺は繋たい。


あの子の感触がまだ忘れられないから俺はずっと此処から離れられなかったから…


――――また、繋げるように、
宜しく御願い致します。

道
　化
　　師。