1 櫻井敦司

雨をください―――…

 
 
…で、解るかな、と。


こんばんは、突然呼び出して御免ね?


フジマキ君……

否、―――‥ァー、藤井君、藤井君、時間ある?
あるなら少し付き合って呉れないかな、勿論奢るから。

積もる話諸々と…―序でに少しばかり渇を入れて貰いたい事も諸々?
殴る蹴るでも良いけど、御願い、顔と喉は止めてね?痛いから―――…アァ、そうじゃなくて…。


取り敢えず気長に待ってますんで呑みましょう。

ア…、遠藤君とか森岡君は呼んで来ないで下さい、話がややこしくなるので。


櫻井でした。


[+*-mephi-*+]
 
22 櫻井敦司
上げ失礼します。


アァ…――前回はその、本当に御免ね?
言い訳は後でします。

取り敢えず可愛い彼の子に許可を得たし、今晩如何ですか?


連絡待ってますんで。
ああ…‥悪いな今気付いた


ま…気が付いたら呼べ。
…―――気が付いて良かった。


アァ、なら……先にどっかでやってて下さい。
後から伺いますんで。
御早う御座います。
先日は色々聞いてくれて有難うね。


もし良かったら鍵置いてきますんで連絡下さい、宅呑みしましょう。
可愛い彼の子の酌位は付けますよ。


上げ失礼します、櫻井でした。
ああ、毎回どうも
何だか悪いね、櫻井君…。
だが招待を受けたとなれば今から遠慮無く邪魔しに行くんで…漸く「彼の子」ともご対面かな。

まァ、櫻井君キミ、はオマケで。
んじゃ‥。