104号室 雛屋宜 十和

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2019/8/12 1:23

■雛屋宜 十和
俺より唯人と付き合い長いハイジャンと同じ土俵の上に立ててんなら何よりだわ。…俺も好き。だからこれからも笑った顔だけじゃねえ泣いた顔も怒った顔も全部独り占めしたくなった。(愛おしい温もりが腕の中身動く気配に抱く力を緩め漸くと見受ける恋人の顔は泣き腫らしたそれ。泳ぐ視線を追う事はせず見守り少しして合わさる互いの瞳に自ずと面持ちは和らぎ耳に届いた言葉に仄かに喜色宿しつ述べるは楽し気な冗句。然しながら、呼気を流すのを切欠に真っ直ぐと注ぐ眼差しそのままに切なる愛慕を奏で両手以て両頬を包み込み彼の唇に自身のそれ寄せ触れるのみの口付けを)……、…ケーキ食お。展望台の喫茶店で一緒に食ったチーズケーキ。(触れ合いを解く離際互いの鼻先を擦り寄せ、数瞬の沈黙は些か孕む気恥しさからなら誤魔化す様にケーキへと話題を移して密着する体を離しテーブルから思い出のケーキ乗る皿とフォークを取ればそれ一口大に切り分け相手の口元に運ぼうか。食べて呉れるならまた一口、時折自身でも食しとそれをゆっくりと時間を掛け繰り返しお茶で喉を潤した後に軈て完食と寝支度を整える筈で)
2019/8/12(月)1:23

■妹尾 唯人
(決して強気な性格と言えるものでは無くとも人前で泣くのは一体いつぶりかといった具合でやはり顔を上げられずにいては背中を撫でる手と声の優しさに自分の心音が落ち着いていくのを感じて)課題……すっかり忘れてた。うん…、全然辞めたいとかは思えないし…ハイジャン好きだから。(意図的に相手の匂いを鼻孔に含んでは深く吐き出してゆっくりと体を離し僅かに視線を泳がせた後に目を合わせると恥ずかしそうに微笑んで)……あと、やっぱり雛屋宜くんも…好き。
2019/8/12(月)1:00

■雛屋宜 十和
(双眸から止めど無く溢れ落ちる涙に殊更に抱き寄せる腕に力が篭もりどの位そうして居たか分からぬものの次第に落ち着き取り戻しつつある恋人の様子にあやす様に背中を一定のリズムで緩く撫で叩き、発した声音は思いの外優しい色を滲ませていて)……課題は明日起きてからでも出来るし、今日はお疲れさま会だな。ケーキくって一緒に寝てさ。……唯人、おつかれ。これからもハイジャンと向き合うんじゃなくて肩並べて楽しんで唯人らしくな。
2019/8/12(月)0:52

■妹尾 唯人
(相手の表情を認知する余裕は無く若干俯き加減になって頬を撫でる指に口端を僅かに歪ませるも、一粒許してしまえば途端に両目から涙が止めどなく溢れていき同時に相手の手によって胸元に抱き寄せられて)……っ……、(力強く感じる恋人の腕を拒む事なく胸を借りて時折喉を鳴らす様に小さくしゃくりを上げて。どのくらいそうしていたか定かでは無いものの暫くして少しずつ落ち着きを取り戻していくと徐々に羞恥も覚えて軽く鼻を啜り、相手の服を両手で掴めば額をぐりっと胸に押し付け小さな声で礼を口にして)…………ありがとう…。
2019/8/12(月)0:36

■雛屋宜 十和
(ゆっくり紡がれる胸中に時折相槌打つのみ耳を傾け、見詰める瞳は次第に涙の気配を湛え軈て溢れ落ちる一粒に一瞬の瞠目。初めて見る最愛の弱々しい姿に胸締め付けられる想いながら片手をその頬に移し流れ落ちた痕を指先は撫ぜ遣り)……ん、我慢すんな。(発する言葉は短く一言のみではあるものの注ぐ眼差しは至極柔く包み込む様な色を宿し、一頻り撫でた頬から手を離し今度は此方からと背中抱く腕に力込め抱き寄せ恋人の頭抱え込む様に自身の胸に抱き留めて密着し暫時離す事無く)
2019/8/12(月)0:20

■妹尾 唯人
(会って元気だけ貰えたらと思っていたものの相手の優しさを感じると自分の中にある悔しさを隠しきる事は出来ず此方が抱き締めている体勢であっても相手の腕が背に回れば包み込まれているような感覚になり絆され相手を見つめながら瞳を揺らして)………ん、…うん。……あとちょっとだったんだ…あとちょっとだったのに、やっぱり持久力無くて…バテちゃって……情けないし、悔しい……。(眉根を寄せて視界が歪んでいくのを堪えながらポツリポツリと言葉を紡いでいるもボロッと大粒の涙が一粒左の頬を伝って)
2019/8/11(日)23:57


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