@ 他部落の人と交際や結婚をしない。 A 落人部落が見つからないように、鳴き声から場所がわかる鶏を飼わない、下流にものを流さないように川での洗い物に極度に注意させた。 B 源氏方の白いものを禁忌とした。源氏の標識である白いもの(鶏、馬、花、鷗、餅など)を忌む。 C 独特の正月の仕切りがある。門松を立てずに椎の木の枝を立てる、餅の代わりに大根の輪切りを供える、正月の三日間火を外に出さず・金物を使わないなど。 D 「開けずの箱」がある。落人が苦難の記念に残したもので、大したものは入っていないようです。 E 部落に残る宝物がある。陣羽織、打ち掛け、鎧、馬具、印籠、太刀、重箱などです。 F 大家族制度を残す。戦後に本制度は無くなったそうです。 G 学問・文化・風流を好む。 H 神社仏閣を崇拝する。伊勢神社、熊野神社(大隅には13社もある)、天満宮、虚空蔵菩薩、観音、経塚、磨崖仏など。 I 焼き畑で粟、稗、麦、大豆などを栽培し、狩猟もして、自給自足生活をする。 J 田畑や山林を共有する。 K 居住地に昔住んだ京洛の地名やそれをもじった地名を付けた。荒西山(あらしやま)、大原、白川、居世神社(伊勢神社)、桃園、花園、小路、小野、川辺など。 L 七を縁起として使い(七人塚、七枝の杉を神に供えるなど)、草履を宝物にして履かない。 M 河童伝説が残る。長門壇ノ浦で活躍した能登守教経の奥方・海御前にまつわる伝説と伝わっています。