そして誰もいなくなった

過去ログ2125 2025/2/20 8:07

▼か
ナイツ塙のYouTubeの伊集院回がおもしろいのでぜひ


▼か
これは本当にそのとおり>「設定に埋め込まれている機能の制約の絶妙さ」


▼芳
テッドチャンは「分子レベルの動きの違いが受精の違いをもたらす」という偶然性と「自由意志だと思っていても結局どのルートを辿っても同じところに行き着く」という決定論が混ざり合うのが面白い。飲みながらひたすら語りあいたくなる。


▼芳
キリストのことはよくわからないけど、作中の彼らが本気なのはよくわかるからあまり気にならなかった


▼芳
カラマーゾフの兄弟は、個人的にはただただ圧倒された。人間の真実を突き刺す的確さ、ストーリーの面白さ、登場人物が作品を食い破るような叙述、後個人的にはラストシーンがもたらす読後感。どれをとっても最高傑作としか言いようがない。


▼芳
オムファロスも、テッドチャンの問題意識が露骨に表現されていてかなり好き。設定は飲み込みづらいけど。
一方で、大いなる沈黙とか息吹みたいな詩的なSFもすごいなと思うし、一冊にこめられた濃密さでいうと個人的に過去イチ。


▼芳
「偽りのない事実、偽りのない気持ち」は、読み終わったあとにもう一度ニコルが父親にキレた場面を読み直すとかなりグッとくる。否も言ってるけど私もこの作品は本当好き。法学的には事実と真実をめぐる話なのだと思うけど、記憶の問題を描ききった傑作だと思う


▼芳
全てが優等生過ぎる。テニスだとフェデラーみたいな感じ。なんでもできるやんという。


▼芳
「偽りのない事実、偽りのない気持ち」「商人と錬金術師の門」「息吹」に関しては、ラストの叙述トリックも気持ち良すぎる。鳥肌立つ。


▼芳
テッドチャンのSFの魅力は、設定に埋め込まれている機能の制約の絶妙さだと思う。プリズムに容量があったり、タイムトラベルしても未来が変わらなかったり、サイバースペースが市場原理に支配されていたり。その現実的な制約がストーリーの面白さに直結してるところが本当に見事だと思う


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