怪談集
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墓地の向かいの家 (2)
お盆の怪 (1)
自転車の少女 (2)
山の怪 (2)
妖精 (1)
影 (3)
廃校舎〜プロローグ〜 (0)
廃校舎〜足音〜 (0)
廃校舎〜常夜灯〜 (0)
廃校舎〜FAX〜 (0)
廃校舎〜ある男性社員の証言〜 (0)
廃校舎〜二階の幽霊〜 (0)
廃校舎〜台車〜 (0)
廃校舎〜エピローグ〜 (0)
武家屋敷の怪 (1)
墓参り (2)
パソコン怪談 (1)
晩秋の怪 (2)
病室 (1)
サバイバルゲーム (3)
小ネタ怪談二題 (1)
ホテルの怪 (1)
川底 (1)
田園地帯の怪 (1)
「怪談」の本質 (2)
軍服 (1)
足音 (2)
春の夜の訪問者 (1)
誰もいないドア (1)
松ちゃんの怪談 (2)
自転車の少年 (2)
「落ち」のある怪談 (1)
不思議な夢 (2)
冬の夜の怪談 (2)
コンビニの怪 (1)
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【No.25 Res.1】
ホテルの怪
1
県内のとある町に小さなシティホテルがありまして、そこは昭和の高度経済成長
時代に建てられたというちょっと古いホテルなのですが、鈴木♂がその町に住む
友人の家に遊びに行った時に偶然聞いたお話はこんなものでした。
その席には友人と私とは初対面の彼の友人が同席していたのですが、その彼の
友人がそのホテルに夜間のバイトに行ったときのお話なのだそうです。
そのバイトとは終夜の電話受付をしたり館内の見回りをしたりとそういった感じ
のものだったのだそうですが、彼がその深夜の見回りをしている最中にトイレ
に入った時の事です。
彼は小便器で用を足していたのですがその最中にトイレのドアが開き、誰かが
入ってくる足音が聞こえました。
その足音は彼の後ろを通り過ぎたそうなのですが、彼が「誰だろう?」と顔を
上げて辺りを見渡してもそのトイレには彼以外誰もいなかったそうです。
そのフロアには誰にも貸さないという客室があったり、深夜になると廊下を
歩く足音がはっきりと聞こえるのに歩いている人の姿は見えないといった
怪現象が起こるそうなのですが、この話を聞いていた私の友人は「やっぱり
出るのか」とこのホテルに関する因縁話を聞かせてくれました。
2
彼の家は先祖代々その町に住んでいるという家で、町の中心部から少し離れた
場所にあるこのホテルの土地が江戸時代にはどういった事が行われていた場所
だったのかを私たちに聞かせてくれました。
このホテルが建っている場所というのは江戸時代は火葬場で、しかもそれは
普通の火葬場ではなく、伝染病が発生した時などに感染して死んだ人の死体を
焼くという死体処理場といったものだった。
その頃は伝染病(流行り病)の原因や対策など全く分からないという時代だった
ので、感染する事を恐れた住民たちはその恐怖からまだ生きている患者も生死を
問わずこの火葬場で焼却したらしい。
だからこの土地だけは地元住人は誰も手を付けず、戦後になってもここだけは
大きな空き地になっていた。
そしてその事を知らない不動産屋と業者がこの土地を買い取ってホテルを建てた。
彼が語ったお話は大体こんな内容だったのですが、それが本当にこのホテルで
起こる怪現象の原因なのかどうか定かではないのですが、土地というものは
それにまつわる歴史というものが必ず存在するものですから、地元の人が手を
付けない場所というものは必ず「何か」の理由があるという事ですね。
ちなみにこのホテルは今でも普通に営業しております。
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【No.24 Res.1】
川底
1
盛夏なので前回に引き続いて今回も怪談噺を書いてみます。
これは鈴木♂が今から20年位前に県内のある村で聞いたお話です。
当時その村には高校を卒業したばかりの女の子が住んでいて、彼女は卒業式が
終わってすぐのある日、彼氏と一緒に山形県の酒田・鶴岡方面にドライブに
出かけました。
二人の乗った車は山形県に入り、とある大きな川の上に架かる橋に差し掛かった
のですが、そこで悲劇は起こりました。
この事故が自損事故だったのか、それとも接触事故だったのか鈴木♂は失念して
しまいましたが、二人の乗った車は橋の欄干を突き破り、そのまま川に転落して
しまったのです。
勿論すぐに警察や救急隊が出動したのですが、川は3月の雪融け水による増水で
急流となっていて、それでも捜索の為にダイバーが川に潜って二人の乗った車を
発見したのですが車は川底にある大きな流木の下に潜り込む様な形で沈んでいて
二人の救助はおろか、川の水が退いてからクレーンを使って流木を退かさない
限り遺体の収容も不可能という悲惨な状況だったそうです。
この事故を知った彼女の家族は勿論悲嘆致しましたが、そういった状況では
仕方がないと諦め、川の水が退いて遺体が帰宅してから葬儀を行う事にしました。
しかし、彼女の家では事故が発生してから異変が起こり始めたのです。
2
亡くなった彼女の家では昼の間は普段と変わりない平穏な状態だったのですが
夜になると家財道具が独りでに動き始め、それは揺れたり倒れたりといった
生易しいものではなく、見えない何者かが力いっぱい物を投げつけている
といった感じで家財道具や食器が空中を飛んでいたそうです。
鈴木♂がこの事故の直後に聞いたこのお話はここで終わります。
それからどうなったのか、この怪奇現象の原因は何なのかという事も鈴木♂自身
分かりません。
しかし高校を卒業した直後というこれから自分の人生が始まるのだといった状態
の彼女が彼氏とドライブに出かけ、そして想像もできなかったであろう死を突然
迎えてしまったのなら、その無念さと驚きは想像を絶するものがあったのでは
ないかと鈴木♂は思います。
ちなみに欧米の心霊研究ではこういったポルターガイスト(騒霊)現象が起こる
家には殆どの場合思春期の子供がいて、その子供たちが無意識のうちに見えない
力(念力?)を使ってこういった現象を引き起こしているのだという研究報告が
一般的なのですが、彼女の家にそういった子供がいたのかどうかも不明です。
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【No.23 Res.1】
田園地帯の怪
1
梅雨が明けてから暑い日が続く新潟県内なのですが、皆様も如何お過ごしの事
でしょうか?。
鈴木♂は小学生の頃に一度だけ人魂(ひとだま)というか鬼火を見た事があります。
それはお盆も過ぎたある蒸し暑い夏の夜に近所の子供たちが集まって、近くに
ある木工所の敷地までカブトムシを採りに行った時の事なのですが、その帰り道
で仲間に少し遅れて歩いていた鈴木♂は遠くのほうにある畑の上に変な物が
浮かんでいるのを偶然発見致しました。
それは地面から1〜2m位上をふわふわと浮いている大きさが1m位の半透明の
青い物体?だったのですが、形は丸くなったり角ばったりと不定形でした。
鈴木♂はそれを「何だろう?」としばらく観察していたのですが「これって
ひょっとしたら人魂じゃないのか?」と気づいた鈴木♂は急に怖くなって
そのまま家まで走って帰りました。
そしてその次の日に現場をもう一度確認しに行ったのですが、その辺りは民家も
無く街灯も何もないという単なる広大な畑ですから、何の異変も発見できません
でした。
2
それから月日は流れ、鈴木♂が大人になってから聞いたお話なのですが
私が人魂を見た畑から数百mほど離れた畑の中に一軒だけ家がぽつんと建って
おりまして、その家の人が畑の中の道に建っている電信柱の上をグルグル回って
いる小さな人魂を目撃したそうです。
その辺りは土地に因縁があるという訳でも無いし、その飛んでいた物体?も
全くの正体不明ですから、鈴木♂が目撃した物も含めて人魂というよりは
鬼火というか狐火とでも言ったほうが正解なのかもしれませんね。
なお鈴木♂が目撃したものは具体的に表現すると青いビニール風呂敷の向こう側
からライトを当てているといった感じのもので、その一軒屋に住む人が目撃した
ものは小さな丸い光の塊りといった感じのものだったそうです。
やはりこの世の中には説明が付かないというか不思議な現象もあるという事ですね。
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【No.22 Res.2】
「怪談」の本質
1
鈴木♂
そろそろ蒸し暑い季節が新潟にも訪れようとしている昨今ですが、日本の夏には
欠かせない?怪談というものは何故に人々の心に恐怖を与えるのでしょうか?、
私はそれが論理的な不条理によるものではないかと考えています。
私自身も色んな奇怪な体験をした事がありますし、色んな方々から体験談を
伺った事も数多くあります。
それらを総合すると怪奇現象とは自分が体験した直後では
「あれって一体何だったんだろう?」と自分の中では結論が出せない様な体験です。
そして、その不条理な体験を自分もしくは他人が無理矢理、結論付けようとして
事実関係を調べしたり、想像力を働かせて再構築したお話が「怪談」なのでは
ないのでしょうか?
2
鈴木♂
数年前の冬に私は十数年来という知人を亡くしました。
彼とは趣味が同じというだけの関係でそれ程仲がは良くなかったのですが、私は
彼の葬儀に友人たちと連れ立って出席致しました。
それから二週間位経ったある日の深夜に私は説明の付かない体験を致しました。
二月の新潟の寒い夜の事でしたから私は自分の部屋で熟睡していたのですが
「う〜う〜」という男性が苦しむ低い声で私は目が覚めました。
私は目が覚めた後も布団に入ったまま「これは何なんだ?」と疑問と恐怖心から
布団の中でじっとしておりました。
するとその声が止み、今度は中身が入った一升瓶を畳の上でズルズルと
引きずる様な物音が私が寝ている布団の枕元で聞こえてきました。
その物音はしばらくの間、私の枕元を行ったり来たりしていましたが、その音が
途切れた瞬間に私は起き上がって部屋の照明を点けました。
私は明るくなった自分の部屋を見渡しましたが普段と何も変わりはありません
でした。
私は「彼が挨拶に来たのかもしれないな」と思い、それからまた眠りにつきました。
3
鈴木♂
また、こういった事例も数年前にある掲示板で見た事があります。
その投稿者は専業主婦の方で自分以外には誰も家に居ないという平日の昼間に
体験したお話です。
彼女は昼食を済ませてから寝室に行き、ベッドの上にごろっと横になりました。
別に体調が悪いという訳ではなくちょっと昼寝をしようと思ったのだそうです。
そして目をつぶってウトウトし始めた時に彼女は何気なくベッドの上で手を
伸ばしてみると何かが彼女の手に当たりました。
彼女は目をつぶったまま、それが何なのか探ってみると髪の毛だったそうです。
そしてそれをもっと探ってみると、それが大きさでいうと丁度子供位の人間の
頭がそこにある事が分かりました。
彼女はさすがに驚いて飛び起きてからベッドの上を見ましたが、そこには
何もありませんでした。
ちなみに彼女には子供は居なかったそうです。
私の場合でも彼女の場合でも、それが錯覚なのか事実なのか分かりませんし
もし事実だとしても、それが何なのか結論付けられません。
怪談というものは、こういう風にちょっとした不条理な体験を自分自身で
納得しようとしてその理由を想像を含めて再構成して行った物が原型なのでは
ないのかと私は思います。
五月もそろそろ終わりに近づき、だいぶ蒸し暑くなってきたのでたまには
「怪談」みたいなお話を書いてみました。
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【No.21 Res.1】
軍服
1
鈴木♂
私の古い知人に軍装品マニアの人がおりました。
その人は第二次大戦中、特に旧日本軍で使われていた本物の軍服を収集する
というのが趣味でした。
彼は集めた大量の軍服を自宅の二階の一室を専用の保管所にしてコレクション
していたのですが、彼の話を聞くと色々と不思議な事が起こるのだそうです。
例えば深夜になるとその部屋から会話が聞こえてくるなどというのは日常茶飯事
の事で、ある晩彼が自室で布団に入り明かりを消して、さぁ寝ようとして
ふと部屋の壁を見ると、暗闇の中に旧日本海軍士官の白い夏服が浮かんでいる
のが見えたそうです。
その時、彼はウトウトしていたので「あんな所に軍服を吊るしておいたかな?」と
思ったそうなのですが、翌朝目が覚めてみるとやはりそこには軍服は無かった
そうです。
彼の家は庭に砂利が敷いてあって、誰かが家を出入りすると足音がはっきりと
聞こえるそうなのですが、彼の家の庭から階段を通って二階の保管所まで
誰かが勝手に出入りしているという足音が聞こえるなどという事も彼にとっては
日常茶飯事なのだそうです。
2
鈴木♂
私は彼に「怖くはないのか?」と聞いた事があるのですが、彼に言わせると
この程度の話は軍服コレクター仲間の間ではごく当たり前な話なので、慣れて
しまえば別に怖くはないとの事でした。
そんな彼が一度だけ怖いと思った体験は、彼がナチスドイツ時代のドイツ空軍
下士官(曹長)の軍服を入手した時の事だったそうです。
その軍服はマニアの間でも有名な軍服で、何故有名なのかというとその軍服を
所有しているコレクターの所にそれを着ていた本人(当然の事ですが死人です)
が必ず挨拶をしに来るという事で有名な軍服なのだそうです。
彼の所にもやはり深夜にそのドイツ軍人が挨拶に来たそうです。
それがどんなシチュエーションだったのか、細かい所までは聞き忘れましたが
さすがの彼もそれにはビビってしまい、気を失ってしまったそうです。
「やっぱりドイツ人にはお経が効かなかった」と彼は話しておりましたから
どうやら彼は必死でお経を唱えたみたいですね。
なおその軍服はさすがの彼もその一件があったせいなのかどうか分かりませんが
今は手放してしまい、元通りにマニアの間をさまよっているのだそうです。
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【No.20 Res.2】
足音
1
鈴木♂
JAL123便が群馬県の御巣鷹山に墜落したのは'85年8月12日の事でした、
このお話もその年の8月から9月頃にあったお話です。
JAL123便が墜落した時に私は仕事で岐阜県に長期出張をしておりました。
その頃、私の父方の祖父は末期の胃癌で地元の病院に入院しておりましたので
私は出張に出掛ける前夜に入院している祖父を見舞ってから岐阜に行きました。
岐阜で仕事をし現地の旅館に帰ってからTVを見るとJAL123便が行方不明だ
というニュース速報を放映していたのを今でも覚えています。
そして結局、JAL123便が悲劇的な結末を迎えたのは皆様も御存知の通りです。
その頃、私は宿泊していた旅館で一度だけ不思議な夢を見ました。
荒野というか広大な荒地の中で私の父が白い布に包まれた骨箱を首から下げて
一人で淋しそうに俯いて立っているという夢でした。
やがて二週間位だった長期出張も終わり私は新潟に帰って来ました。
家に帰ってみると既に祖父は亡くなっていて、葬式も初七日も無事に終わって
おりました。
2
鈴木♂
そして9月に入ったある晩の事です。
私が二階の自室でラジオを聞いていると一階にある居間の上のトタン屋根の辺り
から何かの物音が聞こえてきました。
私が何気なく時計を見ると夜の10時20分位だったと思います。
その物音はよく聞くと人間が二本足で屋根の上をゆっくりと歩いているとしか
思えない足音でした。
私は誰が屋根に上がっているんだろうと思い、一階の居間に下りてみると
そこにいた両親と妹が既に足音に気づいていて、全員で天井を見上げているのが
見えました。
私は「あれは一体何だろう?」と家族に聞きましたが、当然の事ながら誰も足音の
正体を知りませんでした。
その足音は10〜20分間位、ゆっくりと屋根を行ったり来たりしていましたが
やがて聞こえなくなりました。
3
鈴木♂
私はすぐに外に出て道路から屋根を見ましたが何も異常はありませんでした。
今でも覚えているのはその時丁度、居間に猫がいて足音が聞こえている間は
家族と一緒に猫も天井をじっと見つめていたという事でした。
その足音はそれから三日間位、夜の10時前後になると聞こえてきましたが
聞こえている時間が序々に短くなって行ってやがて全く聞こえなくなりました。
肉親や友人が亡くなるとやはりしばらくの間は不思議な事が起こるみたいです。
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【No.19 Res.1】
春の夜の訪問者
1
鈴木♂
これは昭和三十年代の終わり頃に新潟県のある田舎町で実際にあったお話です。
その町の中学校にA君とB君という男子生徒とCさんという女子生徒がいて
その三人は仲の良い同級生でした。
彼らはとても仲が良くバスに乗ってハイキングに行ったり、いつも三人で
楽しく遊んでいたのだそうです。
それから時は流れ三人は別々の道を進んで離れ離れになってしまいました。
A君は東京に就職し、B君は地元の工場に就職し、Cさんは地元の農家に
嫁いで行ったのでした。
ある春の夜の事でした。
B君は職場である工場の二階にある独身寮の自室で本を読んでおりました、
小さな工場だったので作業場の二階が独身者の寮になっていたのです。
B君がふと廊下に面した自室の磨りガラスの窓を見ると誰かが廊下を行ったり
来たりしているのが見えました。
B君は誰かお客さんが来たのかと思いドアを開けて廊下を見たのですが
そこには誰もいませんでした。
念の為に階段を下りて一階の作業場でまだ仕事をしている同僚たちに聞いても
誰も二階には上がって行かなかったという事でした。
2
鈴木♂
そしてその次の日、B君は農家に嫁いだCさんが自殺したという悲しい知らせ
を聞きました。
それによるとCさんが昨日自殺した時間は夜の7時頃で、丁度B君が自分の
部屋の前の廊下を歩く人影を目撃した時間でした。
Cさんは地元を流れる大きな川に自分の生まれたばかりの赤ちゃんを背負って
親子で水の中に入って行ったのだそうです。
このお話は私とA君、B君の三人がたまたま同席した機会に伺ったお話
なのですが、Cさんがどんな理由で自殺したのか私は両君に聞いてみましたが
二人とも言葉を濁して答えてはくれませんでした。
それがどんな理由だったのか私には想像もできませんが、少なくともCさんが
最後に会いたかった人、本当に会いたかった人はB君だったのではないかと
私は思っています。
ちなみにその頃東京に居たA君の所にはCさんは表れなかったそうです。
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墓地の向かいの家 (2)
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