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日々に彩りを(R20)

よお、よく来たな。
ここにはウィットに富んだいつもの素敵な紳士はいない。愛だの恋だの、セックスだの何だのに疲れちまった。かと言って、一人は辛いときたもんだ。
久々に帰ってきたところで、話せる奴なんかいないし、酒に頼ったところで一人じゃあすぐ疲れて寝ちまう。

まあ、何つーか、疲れきった紳士に幸せな1日を告げる朝の挨拶や、どうか互いに良い夢が見れる様にと祈る夜の挨拶をしに来てくれる様な、そんな奇特で、紳士な奴を探しに来たんだ。

小難しい話は無しだ。良識のある紳士なら、どんな奴が来たって拒まない。なんせ俺は紳士だからな。
ただし、こちらの住所がxxであることだけ了承願いたい。
それが問題無ければ、もうこのまま話しかけに来ちまえよ。じゃあ、宜しく。