15 作家◆5KV8
【続・ナース編
退院して少しの間は二軍で調整…なので、彼は自宅からグランドへ通う毎日だった。偶然にも彼のマンションは病院から近かった。退院前夜、彼はあたしを後ろから抱きしめながら「明日は退院でバタバタするから…あさって仕事終わったら車で家においで」と住所と道順を教えてくれた。
その夜、あたしは病院からタクシーで彼のマンションへ。こんな都心の高級マンション入るの初めて…ドキドキしながら教えておいてもらったオートロックの番号を押し、彼の部屋の前に着いた。
ピンポン…