23 作家◆5KV8
翌日。ルーキーくんからメールが。
「また会いたいです。」
先輩たちの間で赤くなりながらあたしにニコッと笑った顔、別れ際の真剣な顔を思い出す。年下過ぎて正直恋愛対象ではないけど、ああいうコに悪いコはいないだろうし、仲良くなって応援するのもいいかなと、メールの返事。「昨日はありがとう。いつでも会えますよ!」
すると「じゃあ今夜会えますか」
おお!ストレートw 結局、今夜また会うことになった。
待合せに駆けつけると、彼はもう来てた。まずは食事へ…18歳、とにかく食べる食べる。ご飯粒ついてるよ♪って言うと、照れ笑いしながら取る彼。そしてまた食べる食べるw あ…またご飯粒が…唇の近くについてた。今度はあたしが手を伸ばして取ってあげた。彼はちょっとドキッとしたように、あたしを見る…
おなかが落ち着くと彼は色々話してくれた。野球を始めた小学校の頃の話、甲子園で投げたこと、プロ入りの時のこと、遠いふるさとのこと。そしてこれからの話になると、キリリとした表情になる。
飲みに行きたいと言う彼に、ボウリングでもしない?と誘うあたし。え!?なんてリアクションされたけど、いざ行ったらマジでやっちゃったりして、楽しい時間が流れてく。
その後も、こんなデート?のようなものを何度か重ねたあたしたち。
…続く