35 作家◇に
今日は、彼と久々のデート。本当は一週間前の約束が、怪我をして「遠征に来れない…」メールをしても素っ気ない返事。怪我してから4日後、彼の方から(会いたい)一言だけを書いたメール、嬉しいような何とも言えない気持ち…
悩みに悩んで結局、彼の家の前。ドキドキしながら合鍵で家に入る
「おじゃましまーす」
中まで入るとベットの上に、うつ伏せな彼「うえ!?大丈夫?どうしたの!?」焦って彼を揺する「…んあ?いきなりなんだよ」欠伸をしながら平然としてる
「なにって…、心配したじゃんか!!怪我したって聞いて泣きそうだったのに部屋入ったら倒れてるし…」
彼に怒りながらだんだん涙がこみあがってくる。
「ごめん…」
彼まで泣きそうな顔で私の顔をのぞきこむ。
「怪我して…試合出れないって思ったら頭が真っ白になって…どうでもよくなってた」許して?って言いながら軽くキスをする彼。「うん」
「お前の顔見てたら我慢出来なくなった…お前が俺の物って確かめさせて」言葉と同時に押し倒される