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61 チキン◆ge2a
とあるコピペ↓

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー【外国のある会社で起きた実話です】

ある日のことです。総務部に、
大勢の社員が一斉に詰め掛けてきました。
何事か! と部長が話を聞いてみると、
彼らは全員、有休届けを提出しに来たというのです。
こんなにも大勢の社員が突然有休を取るだなんて! 
何か会社に不満でもあるのか、
と部長は尋ねましたが、
全員一斉に首を振りました。


「いいえ、会社に不満なんてありません」

「だから、どうか一日だけ有休を認めてください」

「わたしも同じです。どうかお願いします」


彼らは、判を押したように、同じ言葉を繰り返します。

どうか、私の有休を一日だけ認めてください。

部長は困って、とりあえず全員の有休届けを受け取りました。


そして、奇妙なことに気づきました。
彼らは全員、示し合わせたように、
一日分だけの有休届けを提出しました。

しかし、そこに記載されている日付は、
全員がばらばらです。
一人として、同じ日付の有休届けを
出したものはいませんでした。
一体何故でしょう?


その会社には、
アレフという社員がいました。


アレフは特別優秀というわけではありませんでしたが、
真面目でよく働く社員でした。

そんなアレフに、
不幸が降りかかりました。

何と、彼の最愛の妻が、白血病にかかり
入院することになったのです。
病状は重く、彼は病院につきっきりになり、
必死に看病しました。

しかし、そうこうするうちに、
彼に与えられた有給休暇は尽きてしまいました。

このままでは会社を首になってしまいます。
会社を首になってしまったら、
妻の治療費すら払えなくなります。

しかし、これまで一生懸命
自分に尽くしてくれた妻に、
せめて病気のときくらい一緒にいてやりたいと、
アレフは上司に相談しました。

上司は困って、
アレフの置かれている状況、
そして、何とか彼を助けてやりたいという旨を、
社員に一斉にメールしました。

そのメールを読んだ社員達は、一斉に立ち上がり、
有休届けを手に、総務部へ走ったのです。


「どうか、私の有給休暇を、彼に使わせてあげてください」


社員全員の協力により、
アレフは毎日妻に付き添うことができました。

彼の必死の看病の甲斐あり、妻の病気は、
快方に向かっているそうです。

その話を聞いて、
総務部長はしみじみとつぶやきました。

「我が社の社員達が、こんなにも
 素晴らしい人達だったなんて知らなかったよ」


有給の仕組みは日本と違えど、感動するお話ですね。
(i)

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