96 無名さん
歯に青ネギがついていることにも気付かず、
彼はむさぼるように濃厚なキスをした。
私は彼の歯から青ネギが剥がれて自分の口に入りやしないかと
そればかりが気になっていらだちを覚えていた。
部屋には、彼が食べたニンニクの悪臭がたちこめていた。