花の色
徒に、するものではなかったと。
長雨の季節です、不慣れな貴方には少しばかり鬱陶しい時節かも知れませんが。
貴方の瞳に映る緑、風が孕む雨の匂い。
ほんの少しだけ憂鬱な私の言葉を拾って下さる方を募りたいと思います。
私の我が儘で恐縮ですが、貴方へ仄かな恋情があることをご了承下さい。勿論此を明らかにするような真似は致しません、秘めてこそ。
半、或いは描写を用いた完で手紙を積み重ねたいと思います。上司様が成人なさった女性であること、仮の宛先を使用すること、この二点をお約束下さい。
それでは、お相手を名乗り出て下さる方は貴方のお好きな言葉を綴った手紙をお送り下さいますよう。