肩を貸してくれ。

誰でもいい。一時間…いや、五分でも構わねぇから少しだけ肩を貸してはくれねぇか。

俺様とした事がちっとばかし独りで居るのが心許ねぇんだ。…親父に縋っちまいそうだとか、治りにくい傷だとか、もう良いんじゃねぇかとか馬鹿な事ばかり考えちまうから。

五分でいい。
肩を貸してくれ。
独りじゃないと思わせてくれ。


bitte.