1 無名さん

森川政智の丸焼き

「ウラッウラッ!!」
ボロボロの廃屋の一室。
俺はそこで、もうかれこれ小一時間ほど、デブで汚い中年男を蹴り続けている。
森川政智という名前のそいつは、ネットで意味不明な書き込みを繰り返す頭のおかしい荒らし屋だった。
大手ネットサービスの代表を詐称し、有名芸能人の夫を詐称し、更には「女性を募集しているから来てくれないか」というヤバい書き込みまでしていた。
そういう俺はというと、俺も俺で過去にいろいろやらかしている。
そのせいで何年も同じ相手から侮辱され、昔の仲間もそっちの方ばかり信用して、俺の言い分には全く耳を傾けない。
悔い改めて普通にしようとしても、イナゴみてえな連中があることないこと吹聴し、風評広まって全部無駄にされる。
だが、俺は少なくとも自分を恥じることができる。一方、森川政智は何をしても全く恥じるということを知らない。自分が本当に女優や歌手の夫だと思い込んでいるうえ、彼女たち本人になりすました書き込みまでしていた。
だからムカついた。そして、鉄槌を下すことにした。
2 無名さん
相手は自分の住む地域の情報を丸見せするようなバカだったから、すぐに見つかった。
で、スタンガンで気絶させ、タイラップで手足を縛り、廃屋まで運んで今はこの通りというわけだ。
「おら、何とか言ってみろよ。お前は誰だ?社長か?会長か?誰かの旦那か?」
元々醜かったが、更に蹴られまくって腫れあがり、鼻血と唾液塗れになった森川の顔を見下ろす。
「いいや。お前はただのニート野郎だ。ニートだから悪いわけじゃない。問題はな、お前はネットでもクソみたいな書き込みしかできないってことだ。
そしてその内容は何だ?楽天社長モリカワマサトモ?女優の夫?ふざけ過ぎなんだよ。え!?」
森川の突き出た腹をつま先で蹴る。
「ゲブッ!」
森川が吐いたゲロが俺の靴に少しかかったが、俺は気にしないことにした。
森川はゲロ以下のクソ野郎だからだ。
「ほら、自分は何者だ?言ってみろよ。」
俺が若干優しい口調でそう言うと、
「許して・・・ぼくには・・・妻が・・・。」
「妻?お前に妻なんかいねえだろ!」
今度は蹴らずに、そこらへんに転がってた蛍光灯で森川を殴りつけた。
「パリーン」という音と共に蛍光灯の破片が飛び散る。
3 無名さん
「ひぃぃぃぃ!許して!ぼくの書き込みは全部嘘・洒落です!深く考えないで!」
「いつまでふざけんだよクソボケカス!」
俺は割れた蛍光灯の一部を森川の股間に突き刺した。
「あ゛ぎゃああああああーっ!!」
森川が悶絶する。
「あああ・・・ううう・・・。」
「あーあ。バカ言っているから不能になっちまったな。自業自得だぞ?ん?」
俺はそう言いながら、一旦、隣の部屋に移動し、用意してあった「とっときの道具」を引きずってすぐに戻ってきた。
「こいつが何だか分かるか?」
俺は「とっときの道具」を森川に見せつける。
消火器ほどの大きさのボンベに、丸い筒と引き金の付いた鉄製の棒が強化ゴムのホースで繋がっている。
「これはな、火炎放射器だ。軍用じゃなくて農業用だけどな。まぁ人間を丸焼きにするくらいはできると思うぜ・・・って言ってもお前には分かんないか。バカだから。」
俺は火炎放射器のノズルを手に取り、森川に向けた。
4 無名さん
「それじゃ・・・地獄の業火に焼かれな。」
そう言って引き金を引いた。
さっきも言ったように軍用品ほどではないが、凄い勢いで炎が噴き出し、森川を包み込んだ。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジタバタ暴れる森川に、俺は意気揚々と炎を浴びせ続ける。
火達磨になった森川は、しばらくゴロゴロ転がっていたが、段々動きが鈍くなっていき、やがて完全に止まった。
火の方は森川を包み込んだまま、燃え続けている。
俺は一瞬、豚の丸焼きを連想したが
「食えるようなもんかよ」
と考え直した。
森川は異常なまでのヘビースモーカーで、食事についても健康に悪いものばかり食っていた。
犬でも猫でもライオンでも虎でも狼でも、こんな奴食ったら食中毒でも起こしてるだろう。
俺はそんなことを考えながら、クソみたいな一生を終えた森川政智の丸焼きに背を向け、廃屋を後にした。
5 無名さん
これだけブラックなこと書かれても一切気に留めない森川
だってキチガイだもん
6 無名さん
姉妹作?
>>>109668
7 無名さん