1 華墨慶斗

東宝警察24時

再び親世代登場の巻(爆)


暴走族よりよっぽど危険運転な交通課

こいつらの方を取り締まれよな生活安全課

子供に悪影響を及ぼし兼ねない少年係

全員前科持ち疑惑が浮上している刑事課etc…


そんな個性豊かすぎる警察署に、新しい署長さんがやって来ました(因みに前任者は精神的疲労の為自主退職←)。
[裏設定とかEtc.]
犯罪者とか街の住民的な役割で大映・円谷さんたちお願いします。
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メルバ「しまった…!」
ヒドラ「どうする?コイツ等かなりヤバいよ?」

二人から問い詰められ、滅多に表情を崩さないギエロンでさえも焦りの表情が伺える。
辺りには「諦めて投降しろ」という警察官の声が飛ぶも、聴覚に入らない。

我らはフェニックス団……此処で捕まる訳にはいかない……

ギエロン「フ…甘いな。俺達が諦めるとでも思ったかぁ!!」

突如ギエロンは二人の手を掴んだかと思うと、懐から黄色いガスを噴出し、瞬く間に虚空に急上昇した。

氷輪「しまった!」
龍聖「全員彼らを追えー!!」


ギエロンはひたすらに二人を連れて飛んだ。後ろで格闘中の族長やベムスターならまだしも、コイツ等はまだ若い。だとすれば、自分だけでも捕まれば良い。
故郷を滅ぼした地球のヤツらに屈服するのは死んでもゴメンだったが、それでも構わない。これが族に対するとりあえずの恩返しだ。

メルバ「何処まで逃げるの!?」
ギエロン「解らん!とりあえずヤツらが追い付けん所までだ!」
ヒドラ「ってもまだ追ってくるよ!!」

確かに後ろを見れば、数人の警察官が殺気をまとわりつかせながら此方を追い掛けて来ている。
しかし、距離は未だに引き離されている状態で、もし街中に逃げたら巻けるはずだ。

ギエロン「心配するな!お前達は必ず―――」

突然視界に、黒い炎が彼らの視界を遮った。
ギリギリでよけたものの、翼に穴が空いてしまい、忽ち飛行速度が落ちる。
[裏設定とかEtc.]
黒い死に神、さり気に参戦(謎)残るはベムスター+バードンのみとなりました
24 華墨
逃走して行った方から爆音と絶叫が聞こえて来た時、レッドは何故か耳栓をはめていた。

葵&サバイヴ「何してんの?おじさん(お父さん)」
レッド「いいからお前らもつけとけ」

2人が渡された耳栓を付けたのを確認すると、おもむろにメガホンを構えて上空に向かって「いいぞー」という。
次の瞬間、

キィィイ――――――――――ン!!!

「「「「「ギャ―――――!!!!!」」」」」


何とも言えない高い音(高周波)が響き渡った。
音源は勿論、現在進行形で翅を震わせているメガギラスと紅葉。

確かに犯人を怯ませる事には成功したが、致命的な弱点(味方も被害を被る)により戦力が大幅にダウン↓

だがすぐさま人質もろとも墜落したバードンたちに、銃口が向けられる(耳栓をしていたらしい)。

セカンド「身柄を拘束する」
銀二「まぁ悪いようにはしないからさ」
[裏設定とかEtc.]
遅くなりました;; 解決なるか?
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全員一網打尽にされ、最早フェニックス団に逃げ場はない。もし逃げようとしても、そこには高周波のコーラスが待ち受けているのみだ。

バードン「くっ…仕様がないねぇ。」
ギエロン「我等此処で散りけり…か。」
メルバ「ゴルザ……ごめんなさい。」
ヒドラ「電気椅子に掛けられるのかなぁ、僕ら。」
ベムスター「……それはないよ」

二人嗚咽を漏らしてはいるものの、それはさておき、ニーヴァは結局病院に送られ(そのやり取りの最中、慧と一緒じゃなきゃやだー!とか絶叫が上がっていた)、フェニックス団も全員お縄にかかったのだった。
そして、空で援護していた彼らも地上に降り立ち、少しの間平穏が訪れる。

葵「一件落着ですね、皆さん。」
火輪「あぁ。だが、まだまだ犯罪の芽は絶える事を知らない!そこに人々が救いを求める声を上げる限り、我等は日中夜戦い続けるのだー!!」

何か勝手にナレーション入れておいて燃え上がっている鳥を後目に、ラドンはバードンをナンパできなかった事を後悔中、ジーダスはユピテルに抱きついていた。

「チビちゃん、酷い事されんかったか!?拷問されたか?」
ユピテル「ごーもんって?それよりお菓子もくれたし、悪い怪獣達じゃなかったよ?」

それを聞いて、ジーダスは一層感動の余り年甲斐もなく泣き始めたとか。
[裏設定とかEtc.]
お待ちしてました。とりあえずVSフェニックス団はこれにて終結。次はどんな事件が待ち受けているのか?
26 華墨
なんやかんやあって(省略すんな)次の日。

職場に行くと、何故か黒い人に係長さんが押し倒されていて、それを課長さんたちが止めていました。

葵「(今日は)何の騒ぎですか?」
悠樹「気にすんな(いつも、てか毎日の事だから←ぇ)」

後ろが半ば戦場と化している中、普通にスルーして仕事をする人たちを見て、尊敬の眼差しを向ける葵なのでした。


.
ガイガン「最近墓荒らしが頻発しているらしい」

因みに黒い死神さんは留置場に強制連行されました☆

どうも容疑者が近所の中高生のようで、おはちが少年係に回って来たのだが…
問題なのは、荒らされた墓や石碑が、いわゆるいわくつきというものばかりだという事なのだ。

…余談だがこの話を聞いた某交通課メンバーが「捕まえたら教えて下さいね(超激黒笑)」と背後にめっさおっかないオーラを放ちながらアブゼロを構えていたそうな。
[裏設定とかEtc.]
勿論荒らされた墓の中にはあの方のも含まれてます←
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そういう訳で、オペレーターはメガロに任せ、残る一同は張り込みが始まった。
ついでに、近所の住民による目撃情報も聞いておく。

先ずごく一般的な中年女性の証券。

「なぁんか、真夜中にドンッと大きな音が立ってさ、思わず墓場を見たら誰もいないんですよ。地震が起きた様子もないし、まさか所謂ポルターガイストって事はないでしょうね。」

次に、近くのコンビニでアルバイトをしている学生。

「自分、バイト帰りに彼処通るんスけど、偶に影がウゴウゴしてるの見た事あるんです。
おまけに目がギラついてて、関わったら殺される気がしたんで逃げたんです。あれは絶対怪物っスよ。」

色んな人々の情報を聞いて、どうやら人間の仕業ではない様だ。更に、とある目撃者が携帯カメラで現場を押さえた写真からして、朧気ではあるものの、そのシルエットをオペレーターに送信する。後はメガロに解析してもらい、自分達はそいつを捕らえるのみだ。もし取り逃がしたら、間違いなく機龍×2に全員残らず氷塊にされる。

そして数時間が経ち……。

葵「そろそろ日も落ちてきましたね。」
悠樹「あぁ…こんな罰当たりな事しでかす輩、必ずとっ捕まえてやる。」
[裏設定とかEtc.]
果たして、罰当たりな犯人は一体何者なのか?