1 飛龍
ゴジラ族、全員集合!〜パート4〜
波乱に満ちたラドン旅館。
ガイガンとメガロの関係に怒る龍聖。
その龍聖を止めたカイザーとギドラ。
だが、怒りを通り越した空牙の攻撃にギドラは外へ吹っ飛ばされてしまった!
ガイガンとメガロの関係に怒る龍聖。
その龍聖を止めたカイザーとギドラ。
だが、怒りを通り越した空牙の攻撃にギドラは外へ吹っ飛ばされてしまった!
87 皇
そうっとその背中を抱き締めようとした途端、不意に視界を蜻蛉が横切った。
「うおっ?!」
突然の事に声を荒げるギドラ。その時、不意にファーストの姿勢が解かれた。
「あ……」
「何だか、さっき少し爆発音が聞こえてきた様な……」
ギドラはこの時脳内で、先程の連中を蜻蛉に見立てて虐殺しているビジョンを思い浮かべていた。
ある者は羽をもぎ取って踏みにじったり、またある者は殺虫剤をぶっかけて殺したり……。
───忌々しいヤツ等め…!
「あぁ、それは先程の彫像に時限爆弾が仕込まれてあってですね…」
「なに、時限爆弾だと!?この長閑な河川敷でそんな物が……」
言葉が不意に途切れたかと思うと、さり気なく手を握り締められた。
───あ……
ギドラはこの時、待ちに待っていた願いが叶った気がした。当然、先程の残忍な妄想から一変、彼は辺り一面咲き乱れるお花畑を駆けていた。
───この世の春とは、正にこの事だ…!
「ギドラ君?」
呼び掛けられ、トランス状態から無理やり現実世界に引き戻される。
「あ、あぁ、大丈夫だ。」
[裏設定とかEtc.]
ギドラの願いが遂に叶いました
「うおっ?!」
突然の事に声を荒げるギドラ。その時、不意にファーストの姿勢が解かれた。
「あ……」
「何だか、さっき少し爆発音が聞こえてきた様な……」
ギドラはこの時脳内で、先程の連中を蜻蛉に見立てて虐殺しているビジョンを思い浮かべていた。
ある者は羽をもぎ取って踏みにじったり、またある者は殺虫剤をぶっかけて殺したり……。
───忌々しいヤツ等め…!
「あぁ、それは先程の彫像に時限爆弾が仕込まれてあってですね…」
「なに、時限爆弾だと!?この長閑な河川敷でそんな物が……」
言葉が不意に途切れたかと思うと、さり気なく手を握り締められた。
───あ……
ギドラはこの時、待ちに待っていた願いが叶った気がした。当然、先程の残忍な妄想から一変、彼は辺り一面咲き乱れるお花畑を駆けていた。
───この世の春とは、正にこの事だ…!
「ギドラ君?」
呼び掛けられ、トランス状態から無理やり現実世界に引き戻される。
「あ、あぁ、大丈夫だ。」
[裏設定とかEtc.]
ギドラの願いが遂に叶いました
88 飛龍
「ならいいのだが…。さて、そろそろ家に帰るとするか」
「え?もう…」
「老体で長時間歩くのはさすがにキツいからな」
「………」
ギドラはがっくしと肩を落としたのだった。
敵わない…。この人には一生敵わない。
そんなこんなでギドラとファーストのデートは終わった…。
―――帰宅後
「爺ちゃん、ギドラに変な事されなかったか?」
「いや、楽しかったよ。少し変わった人達とも会ったが。ところで、バイオは?」
『――――あ』
ファーストを捜しに行ったきり帰って来ない相手をブレイ達はすっかり忘れていた。
[裏設定とかEtc.]
次のデート相手はバイオです。
「え?もう…」
「老体で長時間歩くのはさすがにキツいからな」
「………」
ギドラはがっくしと肩を落としたのだった。
敵わない…。この人には一生敵わない。
そんなこんなでギドラとファーストのデートは終わった…。
―――帰宅後
「爺ちゃん、ギドラに変な事されなかったか?」
「いや、楽しかったよ。少し変わった人達とも会ったが。ところで、バイオは?」
『――――あ』
ファーストを捜しに行ったきり帰って来ない相手をブレイ達はすっかり忘れていた。
[裏設定とかEtc.]
次のデート相手はバイオです。
89 皇
その頃のバイオは、寂しそうに河川敷を歩いていた。
「親父…本当に何処行っちまったんだよ……」
涙を堪えながら何とか一歩一歩を踏み出すも、足元がどうしても覚束ない。
すると、
「……ばってガイガン、もうすぐウチだよ!」
「頼むよブラッディ、こんな所で死んだら……」
ガイガン、ブラッディと聞いてバイオの顔が強張る。おまけに彼等はギドラ族の配下、何か知っているはずだ。
意を決して音源の方に足を運んでみる。そこには昼間ベンチで目にした茶髪姉妹がガイガン達と思わしき二人を運んでいた。
「あ、あの、手伝おうか?」
「「え!?」」
二人同時に此方を振り向かれる。その表情には案の定焦りが走っていた。
しかし、
「なぁ、その前にある儀式をしなきゃならないんだ。」
「ある儀式……?」
首を傾げるバイオに兜が説明を加える。
「何でもブレイド曰わく、黒いレザーコート着て“ガイガン起動”と唱えて起こせ、とか……」
と、さり気なく渡される。どうやらやらせる気満々らしい。
[裏設定とかEtc.]
返信遅れて申し訳ありません;今日はフィギュア作りに没頭しておりました
「親父…本当に何処行っちまったんだよ……」
涙を堪えながら何とか一歩一歩を踏み出すも、足元がどうしても覚束ない。
すると、
「……ばってガイガン、もうすぐウチだよ!」
「頼むよブラッディ、こんな所で死んだら……」
ガイガン、ブラッディと聞いてバイオの顔が強張る。おまけに彼等はギドラ族の配下、何か知っているはずだ。
意を決して音源の方に足を運んでみる。そこには昼間ベンチで目にした茶髪姉妹がガイガン達と思わしき二人を運んでいた。
「あ、あの、手伝おうか?」
「「え!?」」
二人同時に此方を振り向かれる。その表情には案の定焦りが走っていた。
しかし、
「なぁ、その前にある儀式をしなきゃならないんだ。」
「ある儀式……?」
首を傾げるバイオに兜が説明を加える。
「何でもブレイド曰わく、黒いレザーコート着て“ガイガン起動”と唱えて起こせ、とか……」
と、さり気なく渡される。どうやらやらせる気満々らしい。
[裏設定とかEtc.]
返信遅れて申し訳ありません;今日はフィギュア作りに没頭しておりました
90 飛龍
(めんどくせーけど、やるしかないか…。このままにしたら警察沙汰になりそうだし―――)
バイオは黒いレザーコートをバサッと着ると、教えられたポーズをやり、そして――――。
「ガイガァァァァン!起動!!」
そう叫んだ瞬間、青い髪の青年・ガイガンは目を覚ました。が、一方は―――。
「おい、こっちの方は目ぇ覚まさねぇぞ」
と、ブラッディを指すバイオに兜は頭を抱えた。
「あー…。そうだった。コイツはこれじゃ起きねぇんだった。しかたねぇから運ぶか」
よっ、と兜はブラッディを肩に担ぎ、空いた片腕にはガイガンを担ぐ。
「ありがとよ、親切な兄ちゃん」
「では、僕たちはこれで…」
「マスター、ご命令を…」
「あ、ああ…」
[裏設定とかEtc.]
返信遅れました。最近、高●ヒロシの不良漫画・ワーストに再燃しました。
バイオは黒いレザーコートをバサッと着ると、教えられたポーズをやり、そして――――。
「ガイガァァァァン!起動!!」
そう叫んだ瞬間、青い髪の青年・ガイガンは目を覚ました。が、一方は―――。
「おい、こっちの方は目ぇ覚まさねぇぞ」
と、ブラッディを指すバイオに兜は頭を抱えた。
「あー…。そうだった。コイツはこれじゃ起きねぇんだった。しかたねぇから運ぶか」
よっ、と兜はブラッディを肩に担ぎ、空いた片腕にはガイガンを担ぐ。
「ありがとよ、親切な兄ちゃん」
「では、僕たちはこれで…」
「マスター、ご命令を…」
「あ、ああ…」
[裏設定とかEtc.]
返信遅れました。最近、高●ヒロシの不良漫画・ワーストに再燃しました。
91 皇
何やらまだ未解決っぽい4人はさておき、バイオは再びファースト探しを再開する。
「にしても親父…一体何処へ……」
自宅、ならまだ良い。しかし、同時に悪い予感がよぎる。
身を交えている…思い当たるのはラブホ、悪ければ何処かの路地裏……想像だけで鳥肌が立つ。
すると、
「何かお探しかな?」
聞き覚えのある声がして、ふいと目を向ける。そこにはほのかに灯る街明かりに照らされ、煙草を吸っているギドラが映った。
「っあ……」
「随分顔が青かったが、どうしたのだ?」
噂をすれば正に影、とはこの事だ。同時に忽ちバイオに戦意が滲み出る。
「親父…親父を何処やった!?」
親父、即ちファーストだ。その時ギドラは少し苦そうな顔をし、同時に煙草を投げ捨てる。
「まずレス交代だ。その後話そう。」
何やらタイミングがタイミングだが、仕方がない。
「……あぁ…」
渋々と、バイオは頷いたのだった。
[裏設定とかEtc.]
突然ですが、レスチェンジです。因みにワーストは名前のみ聞いた事がありますが……どの様な内容でしたか?
「にしても親父…一体何処へ……」
自宅、ならまだ良い。しかし、同時に悪い予感がよぎる。
身を交えている…思い当たるのはラブホ、悪ければ何処かの路地裏……想像だけで鳥肌が立つ。
すると、
「何かお探しかな?」
聞き覚えのある声がして、ふいと目を向ける。そこにはほのかに灯る街明かりに照らされ、煙草を吸っているギドラが映った。
「っあ……」
「随分顔が青かったが、どうしたのだ?」
噂をすれば正に影、とはこの事だ。同時に忽ちバイオに戦意が滲み出る。
「親父…親父を何処やった!?」
親父、即ちファーストだ。その時ギドラは少し苦そうな顔をし、同時に煙草を投げ捨てる。
「まずレス交代だ。その後話そう。」
何やらタイミングがタイミングだが、仕方がない。
「……あぁ…」
渋々と、バイオは頷いたのだった。
[裏設定とかEtc.]
突然ですが、レスチェンジです。因みにワーストは名前のみ聞いた事がありますが……どの様な内容でしたか?