1 華墨慶斗

Sleeping Beast

こんばんは!
早速書き込みしたいと思います。

皇様と飛龍様にコラボして頂けると嬉しいなぁ…


↓当方擬人化軍団

東斗(ゴジラ)…あるファンタジー風の国の王様。

鬼藤(ガメラ)…同大臣。苦労人。胃薬常備。

桐生(機龍)…同王の護衛。

葵(Jr.)…同王子。

シアン(金色)…隣国の王様。


ファンタジー風なのに何故ほとんど漢字だとか、なんで一人だけカタカナだとかはスルーの方向でお願いします。
[裏設定とかEtc.]
タイトルは…「眠り姫」と「美女と野獣」をかけてみました。
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ケアどころかトラウマがもう一つ増えそうな光景に全員がドン引きしつつ、思わず後ずさる。
と、その時…

シアン「おーい!頼む匿ってって…なんじゃこりゃあ?!」

目の前の赤い絨毯に絶叫し、更にヴァーサスと対峙する悪魔に気付く。

東斗「どうやらこちらの世界のデストロイアらしい」

性格悪そー、とか好き勝手に2人が言っていると、「一人足りない」というバイオの言葉に反応する。

東斗「Jr.?!」

最愛(というか溺愛)の息子の姿が見当たらない。
真っ青になって見渡せば、数百m先に、真紅に抱えられた葵の姿。
慌てて追いかけようとすれば、目の前をO.デストロイヤーが横切る。

デストロイア「何かいい玩具を見つけたみたいだな…折角だから邪魔はさせない」

玩具?!と絶叫しそうになったが、コイツを倒さなければ進めないというなら、相手するしかない。

大丈夫なのかと気づかわれはしたが、息子の為ならなんでもする親馬鹿2人は、赤い悪魔に向き直った。


葵「ちょ、何なんだあんたは!」
真紅「本当に子猫ちゃんと同じ声だねぇ。ますます気に入ったよ」
葵「あんたもあの人(カイザー)の同類かよ!」
[裏設定とかEtc.]
蜘蛛の大群…キモイだろうなぁ(しみじみ)そしてウォーズの代わりにとうとう誘拐させてみたした。ちなみに東斗は熱線より格闘を好んで使うタイプ(90じゃ絶対に終わらないな;)
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しかもカイザーと唯一違う点は、所謂ヤンデレオーラが浮かび上がっているという点だ。

とりあえず……ヤンデレという者に直面した事のない葵にとっては、コイツが怖かった。

真紅「さて、今日は何をして遊ぶ?あぁ、そうだ。今日は、」

ごそ、と懐から何かを取り出す。その手に握り締められている物を見て葵は絶句した。

「切り刻み遊びでもやる?」
葵「!!?」

突然至近距離でナイフを突き付けられ、最早為す術がないと思われたが───そこに一発の縦断が傍らを通り過ぎ、その後を追う様にして青い放射熱線が足元を撃ち抜いた。

レッド「相変わらずえげつねぇな、蜘蛛擬き。」
機龍「いい加減葵さんを解放しなさい!」


二人を見て葵は安堵の息を吐いたものの、真紅の顔は忽ち怒りに歪む。

真紅「偽善者が…邪魔しやがって…!」

どさ、と真紅は葵を下ろすと、辺り一面を溶かさんばかりのO・デストロイアーを放ったのだった。
[裏設定とかEtc.]
真紅の機龍嫌い発動。因みに彼は偶に誘い受けになる事もあります。
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デストロイア「死ねぇ!」
東斗「…っ!」

至近距離で繰り出された刀をかわすも、避けきれずにシャツと薄皮一枚分に紅い線が入る。
すかさずヴァーサスの熱線が相手を襲い事なきを得たが、ふと絡み付くような視線を覚えた。

デストロイア「それってさぁ…」

クスクス笑う声と奴の視線の先にあるものに気付き、絶句する。
先程切られたシャツの間から覗く、昨夜あの変態につけられたばかりの紅い痕…

東斗「あ…あぁ…あ…」

昨夜の事がフラッシュバックする。

痛い痛い痛い痛い痛い痛い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い…


シアン「おい、しっかりしろ!」

その場に蹲り、真っ青になって震える東斗の様子に、唯一事情を知らないシアンが駆け寄る。
だが、その言葉にも反応しない。
立ち直りかけていた心が、再び瓦解しようとしていた。


その頃、事の元凶はと言うと、まだ気に吊されていた。

ギドラ「ブレイド、いい加減降ろしてくれないか」
ブレイド「テメェは少しは反省しろ。ていうかいっそのこと死ね!」

今コイツの愚行のせいで、あちらがとんでもない事になっているというのに…
[裏設定とかEtc.]
肉体的ダメージには強いけど、精神的ダメージに弱いタイプ。さて、どうなるか?
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ギドラ「頼む…そう怒るな。これで充分反省しているんだ。」

とにかく関節が軋む程、と付け足しても、相手は一向に聞き入れてくれない。それどころか一層おかんむりだ。

ブレイド「いーや、もう聞くか!」

ギドラ「頼む。」
ブレイド「いーや!」
ギドラ「頼む。」
ブレイド「いー(ry)

何時までこんなやりとりが続いたのだろうか、ふと気付くと、ブレイドの背中に何かが入り込んだ。
最初は伝えるのに躊躇したが、物体が物体だけに言わなければならない。

ギドラ「あー、実はブレイドよ……」

ブレイド「んっだよ?!」

ギドラ「実はな、さっきお前の背中に毛虫が入ったんだ。」

直後、ブレイドは“何ハッタリを…”と毒づいていたが、その数秒後、ゾクゾクッと背筋に悪寒が走るのを感じた。

ブレイド「*†¢§▲◎〜!!?」
ギドラ「漸く気付いたか。もし我を下ろしてくれたら、毛虫を追い払ってやらなくもないが……」

その間にも、ブレイドはひたすらに背中の毛虫に悶えている。さしもの凶暴なヤンキーも、まさか樹からの外敵に負けるとは……と関心していた。
[裏設定とかEtc.]
亀返信すみません;;ブレイド、ケムジラ(違)の脅威に負けました。
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「何してんの?そこのおじさんたち」

何かのプレイ?と、笑いを含んだ声に2人が振り向くと、そこに立っていたのは赤毛黒瞳の青年だった。


騰馬「緋月!いいところに帰ってきた、今すぐ行ってもらいたい場所がある」

緋月と呼ばれた青年にブレイドの服から毛虫を取ってもらい(ギドラは再びボコられた挙げ句さらにぐるぐる巻きにされた)、王宮内に入るといきなり司教が飛んできた。

緋月「東斗が起きたっつーから戻って来たんだけど…何かあったのか?」
騰馬「説明は向こうでしてもらえ、お前の同族を止めて欲しいんだ!」
緋月「俺に同族なんて…」

存在しないといいかけた時、視界が歪み、世界が消えた。


葵「先生!」
機龍&真紅「誰?!」

レッドにO.Dが直撃した…と思ったら、次の瞬間現れたのは赤毛の青年――緋月だった。
その容姿は、どちらかと言えば真紅の方に似ている。

緋月「本当に同族がいたよ…ってか葵、何呑気に捕まってんのさ」
葵「好きで捕まっているわけじゃありません!」

ようやく状況が呑み込めた機龍が出した結論は、目の前のこの男は葵の(一応)味方。
そして、あちらの世界のデストロイアだという事だった。
[裏設定とかEtc.]
あぁとうとうレス替えだ;そして当家デストロイア・緋月緊急参戦。ちなみに葵の武芸の師匠で剣の達人(真空波が出せるくらい)。