1 飛龍
ゴジラ族、全員集合!〜リターン〜
数年経っても、相変わらず、平和なゴジラ家。
そんな中、小学校最後の夏休みを迎えようとしていたピース(ミニラが成長した姿)が、裏山で一匹の白い子竜を拾ってきたことにより―――
現界と異界の平和を巡る戦いに巻き込まれようとしています…。
そんな中、小学校最後の夏休みを迎えようとしていたピース(ミニラが成長した姿)が、裏山で一匹の白い子竜を拾ってきたことにより―――
現界と異界の平和を巡る戦いに巻き込まれようとしています…。
75 皇
室内に一瞬だけ静寂が戻ったその一方で、部下達は互いに力を合わせて頑張っていた。
「ガイガン/メガロ!!」
名前を呼び合ったかと思えば、ガイガンは空中からギガリュームクラスターを放って魔物達を蜂の巣にし、一方のメガロも地熱ナパーム弾で残りを炭にした。
「メガロ達ったらやるねぇ。もう同居許可下してy「関心している場合じゃねぇぞ兜!久々に暴れられる時なんだ、もう滅多にお目にかかれねぇ!!」
ブレイドのゲキに我に返った兜。その眼前にいる魔物達に目を向けると、彼は不適な笑みを浮かべた。
「解ってますって!それじゃ、この度作った秘密兵器、参りますか!」
そう言って、計六個の手榴弾を投げた。……何故か直ぐには爆発せず、その場に転がった。
「は…?不発?」
「伏せろ!巻き添え食らいたくなかったらな!」
兜の言われるがまま、地面に伏すブレイド。その時、それらが閃光を放って爆発を起こした。
爆風を受けた魔物達。しかも、それだけではない。
手榴弾の中に予め詰められていた釘があちこちに飛散し、忽ち彼らに飛び交った。
[裏設定とかEtc.]
了解しました。そして兜、避難時にこっそり対多数の敵用に特別製手榴弾を仕込んでいた様です。
「ガイガン/メガロ!!」
名前を呼び合ったかと思えば、ガイガンは空中からギガリュームクラスターを放って魔物達を蜂の巣にし、一方のメガロも地熱ナパーム弾で残りを炭にした。
「メガロ達ったらやるねぇ。もう同居許可下してy「関心している場合じゃねぇぞ兜!久々に暴れられる時なんだ、もう滅多にお目にかかれねぇ!!」
ブレイドのゲキに我に返った兜。その眼前にいる魔物達に目を向けると、彼は不適な笑みを浮かべた。
「解ってますって!それじゃ、この度作った秘密兵器、参りますか!」
そう言って、計六個の手榴弾を投げた。……何故か直ぐには爆発せず、その場に転がった。
「は…?不発?」
「伏せろ!巻き添え食らいたくなかったらな!」
兜の言われるがまま、地面に伏すブレイド。その時、それらが閃光を放って爆発を起こした。
爆風を受けた魔物達。しかも、それだけではない。
手榴弾の中に予め詰められていた釘があちこちに飛散し、忽ち彼らに飛び交った。
[裏設定とかEtc.]
了解しました。そして兜、避難時にこっそり対多数の敵用に特別製手榴弾を仕込んでいた様です。
76 飛龍
「ひゃー、相変わらず物騒なモンを…」
「まさか此処で役立つとは思わなかった」
そう言うなか、まだ残る魔物を始末しようとしたときだった。
『――――!?』
突然、動きが止まる魔物達。直後、彼らの体はみるみる内に溶けてしまった。
「これは…」
ブレイドと兜が唖然となっているなか、ギドラは窓の外に目を向ける。
暗雲から幾つもの光が差し込んでいる。
戦いがようやく終わったのだ…。
その頃、ピースと白風達はヒュドラの死体が砂になり消え去る所を見届けていた。
「終わったんだよな…?」
「ああ、終わったよ。やっと…」
力尽きたように倒れる白風を紅蓮が抱き抱えた。
「白風!?」
「兄さん!!」
「大丈夫。疲れて寝てるだけだ」
静かな寝息をたてる白風に紅蓮は「お疲れ様…」と呟いた。
[裏設定とかEtc.]
ヒュドラ戦、ようやく終わりました。そして、ピースと白風にも別れが…。
「まさか此処で役立つとは思わなかった」
そう言うなか、まだ残る魔物を始末しようとしたときだった。
『――――!?』
突然、動きが止まる魔物達。直後、彼らの体はみるみる内に溶けてしまった。
「これは…」
ブレイドと兜が唖然となっているなか、ギドラは窓の外に目を向ける。
暗雲から幾つもの光が差し込んでいる。
戦いがようやく終わったのだ…。
その頃、ピースと白風達はヒュドラの死体が砂になり消え去る所を見届けていた。
「終わったんだよな…?」
「ああ、終わったよ。やっと…」
力尽きたように倒れる白風を紅蓮が抱き抱えた。
「白風!?」
「兄さん!!」
「大丈夫。疲れて寝てるだけだ」
静かな寝息をたてる白風に紅蓮は「お疲れ様…」と呟いた。
[裏設定とかEtc.]
ヒュドラ戦、ようやく終わりました。そして、ピースと白風にも別れが…。
77 皇
とりあえず一行は疲れた白風を運ぶと、ピースの導くがままにゴジラ宅で休む事になった。
「ピース君、怪我ない!?」
「ヘリオスか。大丈夫、毛ならあるよ。」
「もー、こんな時に冗談言って〜!」
トトにぎゅー、と抱きつかれ、苦しさの余り悶絶するピース。その一方で、大人達は紅蓮達と会話を交わしていた。
「まるで夢を見てた様だな、ジュニア。」
「うん…けど、家の損傷は酷いけどね。」
と、ウォーズは魔物達の襲撃であちこち荒らされた壁紙やら家具を見回す(今は直せる所まで直った状態)。ただ壁紙だけはズタズタに切り裂かれている為、後日買い換える予定だ。
「それにブルトン君、貴方にはお世話になった。」
「いいや、気にする事ないよ神風さん。イフ君も、久々に暴れられて満足してるだろうし。」
それを聞くと、一同は引き気味の笑みを浮かべる。
「ゴメンゴメン冗談だよ。今白風さんと一緒で、グッスリ寝てる。」
「だと良いけど……」
再び談笑が始まった傍ら、ブルトンはふと空を仰ぐ。
───結局サガという竜人には会えなかったな。会ったら色々訊こうと思ったのに。
そして、晴れた翌朝────。
[裏設定とかEtc.]
ブルトンの心残りをそばに、いよいよラストです。
「ピース君、怪我ない!?」
「ヘリオスか。大丈夫、毛ならあるよ。」
「もー、こんな時に冗談言って〜!」
トトにぎゅー、と抱きつかれ、苦しさの余り悶絶するピース。その一方で、大人達は紅蓮達と会話を交わしていた。
「まるで夢を見てた様だな、ジュニア。」
「うん…けど、家の損傷は酷いけどね。」
と、ウォーズは魔物達の襲撃であちこち荒らされた壁紙やら家具を見回す(今は直せる所まで直った状態)。ただ壁紙だけはズタズタに切り裂かれている為、後日買い換える予定だ。
「それにブルトン君、貴方にはお世話になった。」
「いいや、気にする事ないよ神風さん。イフ君も、久々に暴れられて満足してるだろうし。」
それを聞くと、一同は引き気味の笑みを浮かべる。
「ゴメンゴメン冗談だよ。今白風さんと一緒で、グッスリ寝てる。」
「だと良いけど……」
再び談笑が始まった傍ら、ブルトンはふと空を仰ぐ。
───結局サガという竜人には会えなかったな。会ったら色々訊こうと思ったのに。
そして、晴れた翌朝────。
[裏設定とかEtc.]
ブルトンの心残りをそばに、いよいよラストです。
78 飛龍
「元気でな、ピース」
「…うん。でも、いいの?王様の権利、神風に譲って…」
「問題はねぇし、俺よりあいつの方が国をまとめられそうな感じだしな。それに俺にはやりたいことがあるし…」
「やりたいこと?」
ピースが首を傾げると、白風の後ろから竜人や様々な獣人の子供達が駆け寄ってきた。
「兄ちゃん、あそんでー」
「あそんでよー」
「わかった。わかった。…孤児になったコイツを立派に育てることだ。それが俺のやりたいことさ」
「…白風らしいや」
ピースは笑みを浮かべて、そう返した。
「…バイバイ。白風」
「じゃあな、ピース」
別れの言葉を告げ、二人は背を向けたのであった。
[裏設定とかEtc.]
次はサガが現れる時代設定…白風達の時代から百年後の世界に飛ばされる話をやりたいです。あ、ちなみにサガは鳥人です。
79 皇
そして、此方に向かって手を振っている白風を見送る中、ブルトンはピースを手招きする。
「急いで。もう出発するよ!」
「解った解った!じゃあなー、白風ぅ!」
「元気でなー、ピースぅ!みんなもお達者でー!」
「できたらまた来いよなぁ!」
「白風さんもねー!」
「さよーならー!」
ゴジラ宅がリンドブルムから飛び去ったその数分後、ギドラ邸も元の世界から消え去っていた。
「サガ…君とはまた出逢うだろ「父上?何を仰っているのですか?」
カイザーに訊かれ、ギドラは一瞬はっとなるも、すぐに向き直して“何でもない”と呟き、くるりと背を向ける。
その一方で、兜はメガロを呼び出して話をしていた。
「メガロ、この度の同居の件だが…アンタ等の絆の強さに免じて許そう。」
「本当!?嬉しい兄ちゃん!」
「けど…そう言いたいのは山々なんだが……彼奴が許してくれねぇんだ。」
そう言って、後ろに目を向けると……何故かブラッディがガイガンを説得していた。
「兄弟、絶対離れちゃダメだぞ!ギドラ邸から出たら最後、悪徳業者とか黒い死神がetcetc……」
「お兄さん、そんなに心配しなくても……」
とりあえずこの様子だと、同居は無理な様だ。
「今は諦めるんだ、メガロ。」
「そんなぁ〜」
画して、ゴジラ組に平和は戻った。しかし、彼らの異世界冒険記は幕を開けたばかりだった───。
[裏設定とかEtc.]
すみません、すっかり勘違いしてました;次回>此方も何とか話に着いていける様に頑張ります。
「急いで。もう出発するよ!」
「解った解った!じゃあなー、白風ぅ!」
「元気でなー、ピースぅ!みんなもお達者でー!」
「できたらまた来いよなぁ!」
「白風さんもねー!」
「さよーならー!」
ゴジラ宅がリンドブルムから飛び去ったその数分後、ギドラ邸も元の世界から消え去っていた。
「サガ…君とはまた出逢うだろ「父上?何を仰っているのですか?」
カイザーに訊かれ、ギドラは一瞬はっとなるも、すぐに向き直して“何でもない”と呟き、くるりと背を向ける。
その一方で、兜はメガロを呼び出して話をしていた。
「メガロ、この度の同居の件だが…アンタ等の絆の強さに免じて許そう。」
「本当!?嬉しい兄ちゃん!」
「けど…そう言いたいのは山々なんだが……彼奴が許してくれねぇんだ。」
そう言って、後ろに目を向けると……何故かブラッディがガイガンを説得していた。
「兄弟、絶対離れちゃダメだぞ!ギドラ邸から出たら最後、悪徳業者とか黒い死神がetcetc……」
「お兄さん、そんなに心配しなくても……」
とりあえずこの様子だと、同居は無理な様だ。
「今は諦めるんだ、メガロ。」
「そんなぁ〜」
画して、ゴジラ組に平和は戻った。しかし、彼らの異世界冒険記は幕を開けたばかりだった───。
[裏設定とかEtc.]
すみません、すっかり勘違いしてました;次回>此方も何とか話に着いていける様に頑張ります。