大魔神は振り向けない2

※我が擬人化メンバーメインの年始時代劇ネタです。勿論、大魔神をご存知なくてもネタは『新喜劇ばりに定番揃い』です。(前回掲載分含め、続きもあります)


・花房小笹(3式機龍)

見た目はイケメン、中身は乙女の最終兵器。


・花房忠文(ｼﾞｪｯﾄｼﾞｬｶﾞｰ)

電子頭脳でボケをかます、自称イケメンロボット。


・竹坊(ミニラ)

ちっさいの。
ゴジラの息子。


(その他、多数。ゴジラの出番は？)
[裏設定とかEtc.]
再度掲載という形ですが、宜しくお願い致します。

ある日。

花房の城主となった忠文は、小笹を前にこう告げた。


｢隣国の千草から、援助をしていただけるそうだ。ついては小笹を、千草の殿の奥方にとｰｰｰｰそのｰｰｰｰｰ｣


言い渋りつつも、小笹を見つめる忠文。

だが。

小笹は、凛として答えた。


｢私はｰｰｰｰ巫女になりまする｣

｢なっｰｰｰｰ!?｣

小笹は穏やかに微笑み、兄に告げる。


｢伊佐名の国が平和を取り戻したのは荒神ｰｰｰｰいえ、ｱﾗｶﾂﾏ様のお蔭にございます｣


小笹の想いは、決まっていた。

巫女となり、ｱﾗｶﾂﾏ様の為に一生を捧げようと。

しかし、と小源太が異を唱える。


｢もし何時、他の国に攻め入られでもしたら、伊佐名の国はｰｰｰｰ｣

｢伊佐名には、ｱﾗｶﾂﾏ様の御加護がございます。無益な争いを行わない限り、ｱﾗｶﾂﾏ様は必ず私達をお救い下さるでしょう｣


そしてｰｰｰｰｰｰｰｰ

急に、天守閣へ影が射した。


｢何事だ？｣

天守閣の外。
そこには、何と『ｱﾗｶﾂﾏ』の姿が。

二人は、思わず腰を抜かした。

一方で小笹は、穏やかに微笑み立ち上がる。


｢来て下さるとｰｰｰｰ思っておりました｣


ｱﾗｶﾂﾏの手が、そっと天守閣の外へと置かれる。
小笹は天守閣の外へ近づくと、広げられたｱﾗｶﾂﾏの手のひらへ乗った。

そして、忠文と小源太の方へ振り向く。

忠文は愕然とし、小笹のもとへ近づこうとするが。


｢お兄様、どうかｰｰｰｰどうかお嘆きなさらないで｣

｢小笹ｰｰｰｰ！｣

｢私はｱﾗｶﾂﾏ様の下で、伊佐名の民がいつまでも幸せであるよう祈ります｣


ｱﾗｶﾂﾏは、小笹を手のひらに乗せたまま天守閣を離れる。

そしてｰｰｰｰｰｰｰｰ

ゆっくりと歩を進めやがて、陽の光にとけ込むように消えていった。


｢さようならｰｰｰｰ｣


それが忠文が最後に聞いた、小笹の言葉だった。


その後ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ


小笹の言葉通り、伊佐名の国は『ｱﾗｶﾂﾏ様』の御加護により。

いつまでも平和でありつづけたというｰｰｰｰｰｰ


(めでたし、めでたし)

｢乱れ飛ぶ、謎の怪電波!!｣

｢宇宙から飛来する二匹の凶悪怪獣!!｣


『喜劇・地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン』

<予告編>


ギドラ
｢見たまえｰｰｰｰこのテープから発する音波で、あの怪獣達を操作しているのだよ｣


新ゴジラ(ミニラ)
｢つーか、今時テープてｰｰｰｰ｣


昭和ガメラ
｢君達の目的は何だ！｣


＃ガメラ〜♪ガメラ〜♪

＃すごいぞガメラ♪
すごいぞガメラ♪

＃すごいぞガーメーラー♪


『映画は大●』


平成ガメラ
｢おいｰｰｰｰガイガンはどうした？｣
[裏設定とかEtc.]
次回コラボのお題目です！