ベッドが2台あります。
海音勝己
…ぅ…?…!!!!(うすらぼんやりと目を覚ませば枕元のメモ見て一気に覚醒し)うわぁ…赴任初日だったのに…(携帯を取り出すと不慣れな手つきでポチポチとメールを作成しながら一緒に置いてあったチョコを頬張り)ん、甘い(ほくほくと嬉しそうに笑いながら出ていく)>退室
皆瀬 織
(絆創膏を貼り終わると、椅子に腰かけている相手を、手近にあったベッドへと運び、しばらく悩んでから、掛け布団を掛け)…めも。(ふと気付いたように呟くと、机の上にあったメモ帳に、『治療、ありがと。俺のメルアド、書いとく、から、今度、自己紹介、させて、欲しい。』と、簡潔なメッセージとメルアドを書き、眠っている相手の枕元に置き、重し代わりに数個の飴とチョコを乗せ)…お休み、なさい?(遠慮がちに小さく声をかけると、電気は点けたままにして、音を立てないよう、静かに保健室を後にし)>退室
皆瀬 織
あの…?(治療の途中で動きを止めてしまった相手に、困ったように、わずかに眉を寄せ)…まぁ、時間も、時間か…。(納得したように呟くと、相手の手から、自らの右手を引き戻すと、たどたどしい手つきで絆創膏を貼っていき)
皆瀬 織
ちょっと、だけ…。(相手の言葉に、首を傾げると、ちょっと、と無事な左手の親指と人差し指で示すが、相手の反応が面白かったらしく、わずかに口の端を上げて小さく笑い)…消毒、いる?(相手の言葉に小首を傾げている間に、止める間もなく傷口に脱脂綿を当てられ、消毒薬がしみたらしく、わずかに眉を寄せ)
海音勝己
どれどれ…うわぁ〜これは痛いでしょ〜(相手が差し出してくれた右手を両手で包む用に持ちその指に走る傷口を見て眉をへの字に歪めながら「うわちゃぁ」と小さく唸り)一応消毒もしなきゃ(言うと辺りを見回し机の上に置いてあった消毒薬と脱脂綿を見つけ)しみるかもかもだけど…男の子だし平気だよね(言うやいなや消毒薬を染み込ませた脱脂綿を相手の傷口にぺとりと当て)
皆瀬 織
…。(近づいてくる相手からの問いに、相手から視線を外さずに、無言で小さくコクリと頷くが、手から絆創膏を取り上げられ、驚いたように軽く目を見張り)……これ。(ためらうように視線をさ迷わせるが、相手の笑顔にわずかに安心したのか、おずおずとした様子で、人差し指と中指に切り傷を負った右手を差し出し)
海音勝己
こんばんは(後ろ手にドアを閉めながら視界に入っている人影から飛んで来た、挨拶ににこりと笑いながら答え)お?怪我したのか?(相手の行動を見ると相手の視線など全く意に介さず歩みより絆創膏を相手から取り上げて近くにあった椅子に腰掛けまたにこりと笑い)ほら、怪我、見せて?