海音 勝己
今日のところは許してしんぜよう(口の周りにご飯粒をくっつけながら偉そうに言い)可愛いと思うけどなぁ(最後のから揚げを相手に差出いる?と言いたげに首をかしげながら言い)
大丈夫!絶対伸びる(茶碗蒸しの蓋を取りながら自信満々に言い)
皆瀬 織
ん、小柄って……、あ…。(相手の言葉に、コクリと小さく頷いて、先程の言葉を繰り返そうとするが、ほぼ同じ意味だと気付き、中途で止めると、相手の笑みにつられるように、ふ、と吐息のような笑い洩らし)
猫舌、可愛く、ない…です、よ。(冷めた親子丼を食べながら、表情を変えずに、首を傾げたまま、シパと瞬きをし)
んー、だと、良い、けど…。(空にした親子丼の丼を脇に避け、カレーライスの皿を引き寄せながら、小さく口の端を上げ)
海音 勝己
ほんとに?(少しだけじとっとした目で相手を見るもすぐに表情戻しくすくす笑い)
君って猫舌?可愛い(あんまり見たことのない丼物を冷ます相手見て食べ終えたうどんの器を端に寄せオムライスに手を出し)
君はまだ伸びるでしょ?(若いんだからとまた少し唇を尖らせながら呟きから揚げ頬張り)
皆瀬 織
小さい、言ってない…。(相手の言葉に、ふるふると勢い良く首を横に振り、わずかに困ったように眉を寄せ)
え、と、たぶん、海音先生と、俺、少ししか、背、違わない、です。(俺もちび、です、と口内で呟いてから、親子丼にふーふー、と息を吹きかけ、かなり冷めた親子丼を食べ始め)
海音 勝己
ちいさい・・・って言ったよね(うどんの卵をつぶしながらにこにこと笑いほんとは聞こえていた相手からの言葉を口にし)
どうせもう育たないちびですよ(唇を尖らせながらつるつるとうどんの麺をすすりながら言い)
皆瀬 織
なんでも、ない…です。(相手の言葉に、わずかにバツが悪そうな表情になると、ゆるゆると首を横に振り)…え、と、育つと、良い、です、ね。(ころころと笑う相手から視線を外しながら答えると、苦笑気味に小さく口の端を上げ、自らも相手と向かい合う席に座り、割り箸を手に取り)…いただき、ます。
海音 勝己
え?なんか言った?(ふらふらとうどんのスープを溢さないように精一杯で相手の言葉聞こえず尋ね返し)
ふ〜重かった、まだ育つよきっと(トレイを無事にテーブルに置くと一息ついてから椅子に腰かけ割り箸を割りながらころころと笑って答え)