皆瀬 織
そ、ですよ?(相手の口調を真似るように、拙い丁寧語で返すと、わずかに首を傾げて、口の端を上げるが、相手の次の言葉に、納得したように、あぁ、と頷くと、ペコッと小さく頭を下げ)そ、か。なら、俺も、あり、がと。
須賀野 壱彦
…そうですか?(一瞬考えるも相手の言葉に安心したように微笑んで、相手が座ったのを確認してから自分も席につき、不思議そうな様子の相手に小さく笑って)いえ、一緒に勉強していただけるなんて、とてもうれしいので
皆瀬 織
(聞こえてきた待ち合わせの相手の声に、小さく口の端を上げると、鞄から勉強道具を出す手を止め、相手の方に顔を向け)こん、ばんは、須賀野先輩。大丈夫、俺も、来た、ばっか。(気にするな、とばかりに緩く首を振り、椅子に腰掛けるが、相手からの礼の言葉に、表情は変わらないが、不思議そうにシパと瞬いて、首を傾げ)…な、んで?
須賀野 壱彦
(制服姿で急ぎ足で図書室に向かい、静かにドアを開けて相手を見つければほっと息を吐いて)こんばんは、皆瀬君。遅くなってしまってすみません…(申し訳なさそうにしながら相手の向かい側の席へ行って持ってきた鞄を置けば、相手に向かって微笑み)今日はありがとうございます。>入室
皆瀬 織
(学校帰りなのか、学ラン姿で通学鞄と紙袋を抱えて廊下を歩いて来ると、明かりのついてない図書室に、安堵したようにため息を吐き)…よか、た。(小さく笑うと、図書室の扉を開け、電気のスイッチを押してから、机に向かい歩き出し、机の上に鞄を置き)>入室
須賀野 壱彦
(しばらく本を読んでから時計に目をやり)時間が経つのは早いですね…(呟いてから静かに立ち上がり、素早く本を本棚に返せば教室の出口まで歩いて電気を消してその場を後に)>退室
須賀野 壱彦
(制服姿で静かにドアを開けて教室の電気をつけ)こんな時間だと…悪い事をしている気分ですね…(そう言えばクスッと笑い本棚までゆっくりと近付き、目についた何冊かを適当に手にとって机まで持って行けば、椅子に座って本を読み始め)>入室