月いろの手紙  SONG NOTE2/FREE

過去ログ173 2009/6/7 23:51

●來里愛
空蝉ノ柩
紅蓮の焦熱の腕、空白の檻
若輩の杯、金蘭の花束

誰もが忘れ去った場所に私は立つ
誰もが辿り着けない時のなかに

金蘭の花束から一輪を抜く
一輪はいつか辿り着くあなたへの手向け

ここで待ち、枯れていく
ひとつ、遺された想い


夏が来る前に、暖かくなる前に
置き忘れられた、ひとつの柩

手向け、慰めにひとつの愛

空の蒼さを知り、命の儚さを覚える

柩にはふたつの指輪、ひとつの約束

枯れることを忘れた一輪の薔薇


杯を満たせよ、涙色の美酒
充たされぬうつわの代わりに

駆けては山、堕ちては空蝉

辿り着けることはない
私やあなたが在るうちに

地獄のさき、屍の果て
夢の骸、この世の終わり

紅蓮の焦熱の腕、空白の檻
優しく抱く二本の腕、夜の帳

望むものは、どこか、そこか


あなたが去った日、私の見てたひとつの夢

呪い、祝福、愛、憎
もしくはただの幻

童唄のようなそれを
私は柩に納めて、のたまう

暗い墓穴、遠い明日

私はあなたを待たない

夜の闇より暗い場所に
柩を沈めて、心を鎮めて

熱病を患ったように熱い腕を
心に留めたまま、歩きだす
2009/6/7 23:51
HP

●野良猫
無題
泣かしてもいいよ
あなたの為に
流す涙なら
傷つけてもいいよ
多少の心の傷は
覚悟しないと
本気に好きに
なってしまったら
泣かない恋
なんてしないし
傷つかない
恋なんてない
それでもあなたなりに
あたしを
愛してくれるなら
2009/6/7 21:45
HP

●野良猫
まっすぐ
あなたのまっすぐな

愛し方が好きでした

あなたのまっすぐな

目が好きでした

まっすぐ素直に

あたしを

受け止めてくれそうな

だからあなたを

心配しても

不安じゃなかった

見えない

何かに嫉妬して

時に苦しく

なったりしたけど

束縛する

つもりはありません

ただ一つだけ許して

あなたを

愛し続ける事だけ…
2009/6/4 14:49
HP

●野良猫
僕の全ては君のもの
優しくするのは
君にだけ
人は沢山の
笑顔が作れるけど
きっと
君に向ける笑顔が
誰より輝いてる
そして
作られたものでなく
素の僕だから
僕の全ては君のもの
2009/6/4 10:50
HP

●剣心
エリーのしっぽ

ボクはエリーって言うんだ、よろしくね

人間様が最近よくやってる
トカゲのしっぽ切り

お笑裸(エラ)いさんが
更にお獲羅(エラ)いさんに
尻尾を振って媚を売ってると
悪いことをして尻尾を出し
尻尾を掴まれ、責任逃れで
罪の無い末端の人を切り捨てる

現代版の斬り捨て御免かな

損(そん)なん御免被るだよね

ところで
ボクのしっぽを掴んだかい?
じゃあ襟巻きで威嚇攻撃するね

そして
得意の二足走法
欽ちゃん走りに似てるよ
しっぽは巻かないで逃げるんだよ

最後に
トカゲのしっぽ切りって
神様から与えられた
ボクの仲間の特権なんだ
生き死に拘ることで
私利私欲のインチキと
一緒にしないで

切ったしっぽは完全には
元通りにはならないんだよ

しっぽ切りは二回目はないんだ

2009/6/4 0:43

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