月いろの手紙 置き詩版

過去ログ260 2014/6/10 22:08

●ぽち
の、ために
 
足りないよ

「夢」「希望」
大それた「それ」じゃなくたっていい

「誰かへの想い」
ひどく小さな「願い」

「食べたい物」
「行きたい場所」
「やりたいこと」

自身ですぐに叶えられるくらいの
「それ」で構わない

口にしなくたっていい
イメージでいい

もっともっと
もっともっともっと

誰かの描いた憂鬱を吹き飛ばせるだけの「それ」を
今回のはいつものより憂鬱大きいんだ

だからもっともっと

世界は求めてる
未来が必要としてる
「それ」を

足りないよ
もっと
 
2014/6/10 22:08
HP

●灯台

島が消えて行く
次々と島が消えて行く
産業が無いから
若者が居ない
87歳で郵便配達

島が消えて行く
それは15年後の私達と
テレビが続ける

島が消えて行く
村の臨時職員居ないの?
仕事無いから
手伝いたい
ふと父や母と
語り合う日曜日の朝
2014/6/9 3:08
HP

●あすか
身内
側でぐるぐる回ってる

私を中心として回ってる

その数は増えて

寂しさは薄れて

私はもう独りじゃない


時は流れ

笑顔も悲しみも分厚くなって

私は独りじゃなくなった
2014/6/5 4:58
HP

●灯台
再生
生きているとは
再生されること
父の声
母の声
友達の声

生かされているとは
再生されること
犬の声
猫の声
鳥の声

誰かにいつか
私の声が再生されるように
今日も誠意を忘れない
2014/6/1 17:03
HP

●龍桜雪菜
籠絡
秘密の中で色付いた
知るほどに深くなる想い

籠絡させようと思い
近付いた筈が…
木乃伊取りがミイラ

夢ごと 未来ごと
すべて預けてくれないか?
いつでも見ている
いつでも見守っている
どんな時でも

自然なふりして
閉じ込めてしまえたら
二人だけで永久に
時を過ごせたなら
いつか自分のことも
愛せるようになるだろうか
2014/5/31 21:27
HP

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