月いろの手紙 置き詩版

過去ログ264 2014/8/5 4:24

●音無詞 詩(元 小さな貝がら)
離愁
別れ際我慢しても
寂しくて流れる涙

束の間の
あなたとの時間(とき)を
離したくない
離れたくない

あなたの中で
私は私らしく
唯一なれたのに
また今日から偽るの
嫌だもう疲れた

あなたと
最後まで抱き合いたくて
最後まで見つめて欲しくて
あなたの掌ぎゅっと握った

あなたと
最後まで抱き合いたくて
最後までキスをしたくて
あなたの事をずっと見ていた

ただ繋いでて欲しい
あなたの愛情だけを
私にずっと繋いでて欲しい

By 音無詞 詩
☆2014年8月作☆
2014/8/5 4:24
HP

●ぽち
あの日見た夢
 
病院の一室 血のついたガラス片
そう看護婦とやらがボクの宝に押し付けようと
やけに足掻いてた場面

たくさんの人が病に倒れ
まるで希望が感じられなかった

あの日見た夢

パンドラの箱が開けられた近未来
空は雲で覆われ 空気は淀み 草木は枯れ果て
色の奪われた世界

たくさんの人が病に倒れ
まるで生気が感じられなかった

あの日見た夢

まだそれをなぞってることは知ってる
あのウイルスと彼等の争い
それがボクらの未来だったっけ

あの見た夢
悲惨な夢

だけどそれを許すわけにはいかないんだ
ボクの大切な人たちを守るために
今一度世界に干渉しよう
あのコに怒られるかな、でもいい
そうだよ、それを許すわけにはいかないんだ

あの日見た夢
許すわけにはいかない
2014/8/3 13:16
HP

●灯台

耳で生きている
聞こえたり
聞こえなかったり
色々あるけど

耳で生きている
写真を見ただけで
音が聞こえそう

耳で生きている
出会ったり
別れたり

耳で生きている
また父が
猫を自宅に入れた

耳で生きている
そろそろ聞こえても良い頃だ
愛と勇気と安らぎの鐘の音
2014/8/2 5:39
HP

●玖妙夢堂
盛夏〜shower〜
 
 羞恥に
 艷づく
 背の汗
 積亂雲

 感觸を
 澄まし
 貪る肌
 奇襲雨

 舌先に
 殘るは
 君の香
 夕間暮

 尚想ひ
 募らせ
 騷ぐ胸
 熱帶夜
 
2014/8/2 2:35
HP

●ぽち
 
【絶望の中に咲く花をボクは待っている】

久しぶりだね
キミがそこまで怒るなんて
空気がただ泣いている
少しだけ繊細な心で触れてみる

初夏、招かれざる客が
かの地を訪れた理由を知る

すべてはシナリオに描かれている
愛の歌えない二○一四年
悲惨だった三年間
ウイルスの猛威、それも・・・
希望の中に咲く花をボクは待っている

本当は・・・だね
ボクの存在、あの人の意思
空気がまた騒いでいる
今はまだ「その時ではない」ことを告げる

いつか姿なき者が
この地を訪れる気配を知る

すべてはシナリオに描かれている
グッドラックと言えない二○一四年
悲惨だった三年間
新たなる脅威、それも・・・
絶望の中に咲く花をボクは待っている
 
2014/7/31 4:06
HP

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