月いろの手紙 置き詩版

過去ログ279 2015/2/23 6:27

●玖妙夢堂
歳月〜time and tide〜
 
 戻れるのならば
 もっと近くにと
 觸れながら甦る
 幼き輪郭と想ひ
 變はらずに居る
 無邪氣で好奇な
 眸に魅せられて
 重なりて積もる
 時を旅してゐる

 戻れぬのならば
 せめて止まれと
 抱きながら願ふ
 熱き吐息と肌に
 變はらずに在る
 無盡蔵で湧立つ
 戀に充たされて
 膨らんで擴がる
 時を旅してゆく
 
2015/2/23 6:27
HP

●ぽち
pride
 
ボクにはある
守りたいもの
譲れないこと

たとえそれでどこの誰かと争うことになっても

もしかするとちっぽけなことかもしれない
だけどボクにはね

天使や悪魔、あのコに喧嘩を売ることよりも

守りたいもの
譲れないことを蔑ろにする方が
よっぽどつらいから

抗うんだ

あの人から授かった大切なものを守るために
 
2015/2/23 3:41
HP

●灯台
祈り
雨は大丈夫か?
風は大丈夫か?
心は汚れていないか?
希望と勇気は光りの中に
2015/2/23 0:31
HP

●とも
ありがとう
すこしずつ
すこしずつ
すこしずつ
あつめる
ちいさなしあわせ

きづいた
ひとびとが
もちよる
ささやかなしあわせ

そうして
おおきな
あったかさ


ありがとう。
2015/2/22 20:30
HP

●玖妙夢堂
食花〜edible flower〜
 
此れが最後の花だとは
思へぬ色に染まりつゝ
今こそ盛りと君が舞ふ
導かれるが運命ならば
溶けゆくのもまた定め
其の先に何が在るのか
夢想しながら花を食む
如月の特別が刻まれる

此れが最後の花ならと
想ひの限り愛しみつゝ
匿せぬ老いに身が軋む
溺ほれぬが運命ならば
衰へゆくのもまた定め
其の先に何が映るのか
夢想しながら花を食む
如月の特別が記される
 
2015/2/17 2:06
HP

280278

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